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ソウルのガソリン価格が急騰しているのは精油会社直営ガソリンスタンドのため 【朝鮮日報 biz.chosun.com】
http://biz.chosun.com/site/data/html_dir/2012/03/16/2012031601104.html ソウル地域のガソリン価格が急騰している。ソウル地域のガソリン価格は15日に2100ウォンを超えた。16日
午前も上昇を続け、11時現在1リットル2101.11ウォンを記録している。昨年5月末との比較では10ヶ月で130
ウォン上がったことになる。
ソウルの一部ガソリンスタンドでは2400ウォンまで近づいている。汝矣島(ヨイド)国会前のKガソリンスタンド
では、ガソリン1Lを2390ウォンで売っている。同じ汝矣島のYガソリンスタンドも2385ウォンを記録していて、江南
区(カンナムグ)のDガソリンスタンドも2389ウォンだ。この他にも2300ウォン台のガソリンスタンドがソウル市内の
あちこちにある。ソウルの先月消費者物価指数は105.9で、全国(106.1)平均より低かった。しかしガソリン価格は
例外だ。ソウルのガソリン価格は16日現在、全国平均価格より1Lあたり72ウォン高い。
ソウル地域ガソリン価格が他の地域に比べて唯一高い理由は何か。ソウル地域ガソリン価格が高い最大の
理由は、精油会社の直営ガソリンスタンドが多いためだ。ソウルは直営ガソリンスタンド比率が全ガソリンスタン
ドの40%近くなるほど多い。釜山(プサン)や大邱(テグ)など他の地域では、直営ガソリンスタンド比率が20%も
ならないのと比較すると大きい差だ。直営ガソリンスタンドは精油会社が供給価格を上げれば、すぐに価格を
引き上げるので、自営ガソリンスタンドより価格上昇幅が大きくならざるをえない。
公正取引委員会が2009年に出した報告書でも、精油会社直営ガソリンスタンドの価格が自営ガソリンスタンド
より1Lあたり13ウォン高いことが明らかになっていた。ガソリンスタンド業界関係者は“自営ガソリンスタンドは
競争に神経を使わなければならないために値上げ幅を最大限減らそうとするが、直営ガソリンスタンドは本社で
決めた供給価格をそのまま受けて使う場合が多い”と話した。
消費者市民会が先月行った調査によれば、SKの場合、直営ガソリンスタンドと自営ガソリンスタンドの価格
差が48.84ウォンにも達した。SKはSKイノベーションの石油製品をSKネットワークスが購入して直営ガソリン
スタンドを管理する方法で運営している。SKネットワークスが中間に入ることで流通過程が一段階増えるため、
他の精油会社直営ガソリンスタンドより高くならざるをえない構造だ。
消費者市民会関係者は、“精油会社の直営ガソリンスタンドは価格引き下げの余地が大きい”として、“消費
者の苦痛分担のために直営ガソリンスタンド価格を低くしなければならない”と指摘した。