貧困層食費負担悪化、エンゲル係数が6年で最高に 【聯合ニュース 東亜エコノミー】
http://news.donga.com/Economy_List/3/01/20120312/44692797/1 所得下位20%の衣食住負担は2002年以後最悪
昨年食品物価が大きく上がったことで、低所得層家庭のエンゲル係数が6年ぶりに最高値を記録した。エン
ゲル係数は消費支出に食料品と酒類以外の飲料が占める割合で、所得水準が低いほど高まる傾向がある。
12日統計庁によれば、昨年所得下位20%である1分位家庭のエンゲル係数は20.7%で、2005年以来最も高く
なった。2005年の1分位のエンゲル係数は20.7%であった。全世帯のエンゲル係数も昨年14.18%と、2005年
(14.61%)以来最高値だ。
年度別の1分位エンゲル係数は、2006年20.08%、2007年20.16%、2008年20.11%、2009年19.98%、2010年20.47%
と、最近3年間は増加傾向にある。昨年の所得階層別エンゲル係数は、下位20〜40%階層の2分位が15.76%、
下位40〜60%である3分位が14.40%、上位20〜40%である4分位が13.16%、上位20%である5分位が11.83%で、所得
水準が高いほど低い。
1分位のエンゲル係数が5分位より2倍近く高いのは、低所得層における食費の経済的負担が、高所得層より
それだけ大きいという意だ。
低所得層は消費支出の絶対規模が小さいため、生活物価が上がればエンゲル係数も大幅に上がる。低所得
層の基本的な衣食住に対する経済的負担も大きい。1分位は衣食住必須項目に対する支出比率は昨年、最近
9年で最も高くなった。食料品・非酒類飲料、衣類・履き物、住宅・水道・光熱、家庭用品・家事サービスが1分位
家庭の消費支出に占める割合は45.13%で、上位20%階層の5分位の31.62%より13.51%も高かった。
1分位の衣食住項目に対する支出比率は、2003年42.96%、2004年42.51%、2005年42.47%、2006年43.17%、2007
年43.4%、2008年42.95%、2009年43.32%、2010年44.36%だった。1分上の衣食住負担が大きくなったのは、食料品
物価が大幅に上がった影響が大きい。昨年は食料品・非酒類飲料の価格が前年度より8.1%も上がって、年間
消費者物価上昇率4.0%の二倍を越えた。昨年の住宅・水道・電気・燃料物価も4.5%上昇し、消費者物価上昇率
よりも上昇幅が大きかった。