景気低迷で本買わない、月間図書購入費最低に 【聯合ニュース 東亜日報】
http://news.donga.com/Economy_List/3/01/20120226/44329704/1 昨年月平均2万ウォンにとどまる、高所得層で急減傾向
2011年に我が国の家庭では、1ヶ月間に本を買うために使った金額が歴代最低値を記録した。読書人口が
持続的に減少しているうえ、不況により所得増加傾向が鈍化したことで、家庭が図書購入を減らしたためだと
解釈される。
26日韓国銀行と統計庁、大韓出版文化協会協会の統計によると、昨年全国の2人以上家庭が書籍を買う
ために支出した費用は、月平均2万570ウォンだった。関連統計が出てきた2003年以来最も少ない金額だ。
書籍支出は2003年は月2万6千346ウォンだったが、2004年には2万1千325ウォンへ急減した。以後2005年
2万1千87ウォン、2006年2万1千659ウォン、2007年2万868ウォン、2008年2万2千638ウォン、2009年2万1千
211ウォン、2010年2万1千902ウォンと、2万1千ウォン前後を上下していた。
昨年の図書平均価格が1万3千10ウォンだったことから、家庭で1ヶ月に購入した本は1〜2冊程度だ。書籍
には小説や詩集など一般図書とともに、教材、参考書のような学習用図書が含まれていて、純粋に教養や
娯楽を目的に買った本は、多くても1ヶ月に1冊であるものと推定される。
書籍支出は、所得が少ない家計であるほど少なかった。所得下位20%に該当する1分位家庭では、昨年本を
買うために月平均6千595ウォンを使った。上位20%に属する5分位家庭が使った3万2千583ウォンの20.2%に
過ぎない。前年対比では低所得層は近い傾向を見せたが、高所得層は4千340ウォン(-11.8%)減った。
昨年書籍価格が3.4%上がった点から見て、低所得層でも高所得層でも実際に買った本の数は、さらに減った
と推定される。家庭の書籍支出は、余暇方式の変化にともなう読書人口減少のために着実に減る傾向だ。
ここに昨年下半期からは、世界景気鈍化の中で家庭の生活が苦しくなっていることが悪影響を及ぼした。
韓国出版研究所ペク・ウォングン責任研究員は、"'文化費は一番最初に減って最も遅く回復する'という話が
ある。通常家庭が経済的困難で支出を減らす時は、文化費、その中でも書籍支出を一番最初に減らす傾向を
見せる"と話した。