現代-起亜車、室内から人体に致命的な有害物質検出 【ニューシス 東亜日報】
http://news.donga.com/Economy_List/3/01/20120222/44246783/1 http://news.donga.com/IMAGE/2012/02/22/44241124.3.jpg 米国事業が好調な現代・起亜車が、今回は車両内部から多量の毒性化学物質が検出されたために、
重大な事態に陥った。
22日、米国非営利団体のエコールロッジセンターと有害物質専門調査機関のヘルシースタッフによれば、
米国で販売される2011〜2012年型車204種を対象に、車室内で人体に致命的な毒性化学物質が最も多く
出る車を選定して発表し、現代・起亜車は'最悪の車'に3モデルが挙げられる不名誉を受けた。三菱アウト
ランダーが1位だったほか、起亜ソウル(3位)、現代アクセント(6位)、起亜スポーティジ(8位)が続いた。
毒性化学物質調査チームは、車室内のダッシュボード、アームレスト、シート、センターダッシュボード
(運転席と助手席の間にあるコントロールパネル ボード)などの内装材から、多様な有害物質を発見したと
明らかにした。これらの車両から発見された臭素、塩素、鉛、重金属などの有害毒性化学物質は275種類
にも達し、癌、奇形児、学習障害、肝疾患、生殖機能低下、脳損傷などを誘発することが明らかになっている。
ヘルシースタッフは、"新車から発生する独特の臭いには、ダッシュボード、シート、センターダッシュボード
などから発生する化学物質が混ざっている"として、"このような毒性化学物質に短時間で長時間露出する
場合、成人はもちろん乳児の健康に致命的な悪影響を及ぼすことができる"と警告した。
今回の調査では、有害物質が最も少ない車トップ10の7車種は日本車だった。ホンダシビック、トヨタプリウス、
ホンダCR-Z、日産キューブが、最も有害物質が少ない車1〜4位に選ばれた。調査の結果、これら車種では
車室内にポリ塩化ビニール(PVC)を全く使っていないことが分かった。
これと関連してキム・ピルス大林(テリム)大自動車学科教授は、"国産車は以前に比べ技術が高まったが
経済性論理によって環境物質が無視される場合が多い"として、"自社ブランド維持のために、技術開発や
親環境材料を使わなければならない"と強調した。続いて"米国やヨーロッパなどでは、市民団体の役割が
大きくて消費者中心だが、韓国の場合はまだメーカーが中心"として、"法規制が出てくる前に消費者の反応
を優先視する米国企業を見習わなければならない"と指摘した。