500ウォンで買った株式を忘れていて、7年たって大儲け 【朝鮮日報】
http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2012/02/22/2012022200084.html http://image.chosun.com/sitedata/image/201202/22/2012022200084_0.jpg 7年で5億の相場差益、500ウォンで買った株を1万ウォンで売って
2009年財産申告に漏れ、昨年遅れて保有事実申告"上場前に売却しなければ"
株式市場を運営する総責任者であるキム・ボンス<写真>韓国取引所理事長が、株式投資で5億ウォンの
相場差益を上げて問題になっている。
21日韓国取引所によれば、キム理事長はこの日株式市場に上場した就職情報企業サラミンHRの株5万
1790を、1株あたり1万ウォン5億1790万ウォンで売った。キム理事長が2005年に1株あたり500ウォン(合計
2589万ウォン)で買い入れたことから、7年で20倍の投資収益を上げたわけだ。
取引所は、"キム理事長がキウム証券社長だった2005年当時、キウム証券出身の知人が、人からサラ
ミンHR株を取得する過程で資金が不足したため、株式を買い入れる方式で助けたもの"と話した。
2009年に取引所理事長に就任したキム理事長は、翌年の公職者倫理委員会へ財産を申告した際、サラ
ミンHR株保有の事実がもれていて、2011年3月に遅れて申告した。取引所関係者は"キム理事長がわざと
申告しなかったのではなく、かなり以前のことだったので保有事実をうっかり忘れていた"とした。
公職者倫理委員会や金融委員会も、意図的報告欠落でなくミスであった点を認めた。キム理事長は21日、
サラミンHR株を開場時の価格で全数売却した。サラミンHR株はこの日上限値へ直行し、1万1500ウォンで
締め切った。
業界では、キム理事長の株式売買過程に手続き上特別な欠陥はないが、上場以前に持分を売却して、
巨額の相場差益を得たという指摘を避けなければならなかったという指摘もされている。ユン・ジョンヨン三星
電子常任顧問は、昨年プルルコム(三星電子納品業者)の株を持っているという事実が広まったため、すぐに
誤解を避けるとしてプルルコム上場前に株を全て売却した。
これと関連してチョン・チャンヒ韓国取引所秘書室長は、"非上場株の場外価格が一定でなく、公正性是非が
広がるため、上場前に処分せずに上場当日の開場価格で売却した"としている。