地方自治体財政力指数悪化、財政難深刻 【聯合ニュース 東亜日報】
http://news.donga.com/Economy_List/3/01/20120222/44231597/1 地方自治体の歳入基盤が弱化し、財政力指数が下落していることが分かった。
22日行政安全部によれば、2012年度財政力指数平均は0.379で、昨年の0.394に比べて0.015下落した。
ソウルと釜山(プサン)、大邱(テグ)など15主要市道の財政力指数も今年の平均は0.630で、2010年0.661、
2011年0.656に比べて下がっている。
財政力指数は、地方自治体の基準財政需要額に対する基準財政収入額で、1未満は自らの収入で福祉
需要や人件費など、行政需要を賄えないという意味だ。不動産取り引き低迷や景気不振などで歳入基盤
が弱くなれば財政力指数が下落して、これは中央政府に対する依存が高まっていることを意味する。
ソウルの指数は1.011で、自らの収入で需要を満たすことができる状況だが、昨年から0.009下落し、大邱
と大田(テジョン)はそれぞれ0.584と0.622で、昨年より0.067と0.066落ちて大幅に悪化した。
全南(チョンナム)(0.312)と慶北(キョンブク)(0.367)、全北(チョンブク)(0.371)は、自らの収入で需要の30%
ほどしか賄えなくなり、忠北(チュンブク)(0.444)と江原(カンウォン)(0.457)も半分以下になっている。
地方自治体では、果川(クァチョン)が1.171と良好だったが、昨年から0.375下落して落ち幅は最大だった。
このほか、木浦(モクポ)(0.085)、麗水(ヨス)(0.079)、鶏龍(ケリョン)(0.073)、光陽(クァンヤン)(0.066)、議政
府(ウィジョンブ)(0.064)、統営(トンヨン)(0.059)、蔚珍(ウルチン)(0.055)、漆谷(チルゴク)(0.055)、忠州(チュ
ンジュ)(0.054)、河南(ハナム)(0.054)などで財政力指数が昨年に比べて大くく落ちた。
慶北(キョンブク)英陽(ヨンヤン)は財政力指数が0.104と、自らの収入で住民需要の10%しか賄えなくなり、
新安(シンアン)(0.107)、谷城(ゴクソン)(0.108)、義城(ウソン)(0.108)、奉化(ボンハ)(0.11)、任実(イムシル)
(0.112)、康津(ガンジン)(0.115)、鎮安(チナン)(0.117)、長興(チャンフン)(0.124)等も似た水準だ。
逆に収入基盤が良くて1を越えているのは、龍仁(ヨンイン)(1.531)、城南(ソンナム)(1.507)、華城(ファソン)
(1.499)、果川(クァチョン)(1.171)、水原(スウォン)(1.075)、高揚(コヤン)(1.037)等だ。
財政力指数は、地方自治体財政補填金と自治区財源調整交付金、地方交付税、不動産交付税などを算定
する主要指標として活用される。