財閥社“等級上げろ”…信用評価会社へロビーや脅迫 【聯合ニュース 東亜日報】
http://news.donga.com/Economy_List/3/01/20120212/43970153/1 "グループ評価契約全て打ち切る"…全方面圧力
大企業の国内信用評価会社に対する等級上向き圧力が、深刻な水準に達したという指摘が出ている。国内
信用評価会社の独立性と信頼度、自尊心は、'絶対甲'の大企業の高い圧力により急速に崩れている。このよう
な状況のため、景気動向や実績とは無関係に、企業の信用等級はますます上向き平準化されている。
12日資本市場研究院と信用評価業界によれば、昨年、ナイス信用評価と韓国信用評価、韓国企業評価の
国内3大信用評価社における信用等級'上向き対下降比率(UP/DOWN Ratio)'は3.4でと集計された。国内信用
評価会社の信用等級上方修正件数が、下方調整より平均3.4倍多かったという意味だ。
スタンダードアンドプアーズ(S&P)とムーディーズ、フィッチの3大国際評価会社とは差が大きい。国際金融
センターの統計によれば、これら国際評価会社社は昨年、韓国企業の信用等級をのべ10回引き下げた。等級
を上げた件数は7回に過ぎなかった。
国内評価会社の評価対象企業では、優良等級比重が最近圧倒的に高まっている。A等級以上を与えられた
企業の比率は、2008年の54.8%から2009年60.6%、2010年70.5%と毎年急速に増加している。資本市場研究院
キム・ピルギュ選任研究委員は、"国際評価会社は企業に絶対'甲'だが、国内評価会社は反対に'乙'の構造だ。
発行企業が優位を占める市場構造により、国内評価会社は信用等級降格にかなり消極的だ"と指摘した。
東洋証券ガン・ソンブ債権分析チーム長は、"死んだ企業を'斬殺'という水準だ(?)。 これまでに景気が良く
なって企業競争力がそれだけ強化されたと見ることは難しい"と話した。
評価会社の社関係者は、企業の信用等級上向き要求圧力がますます強まっていて困難が多いと訴えた。
企業が会社債発行前にあらかじめ接触して、より良い等級を提示した評価会社を探す、いわゆる'信用等級
ショッピング'事例はまだ良好な事例に属する。
ある大企業の財務担当者は、泣訴で始めて接待とロビーを試み、これさえも上手くいかないならば契約を切る
という脅迫性発言もはばからないと、信用評価業界は伝えた。
(1/2) つづきます
>>353 つづきです
大企業グループ全体の評価契約を利用した、全方面的な圧迫事例も登場した。評価会社出身の証券会社
アナリストは、"グループ系列会社全体で全方面で評価会社を圧迫して、まともに応じなければ契約で排除する
こともある"と話した。
ある評価会社関係者は、"某グループによって私たちの会社は'いじめられっ子'になった。数年前、ある系列
会社に対する要求を聞き入れなかったために、グループ系列会社の大半が私たちとの契約を撤回した。今でも
このグループとは取り引きが殆どない"と打ち明けた。
会社債発行主管社の証券会社が、企業の代わりに'ロビイスト'として対応する事例もありふれている。顧客の
信用に問題が生じて会社債発行や引き受けに支障が生じれば、結局証券会社が損害をこうむるためだ。
ある評価会社アナリストは、"証券会社IB担当高位役員が直接接触してくる時があるが、(意図が)明らかな
手順なのでよく会いはしない"と話した。
専門家は、評価会社が企業の圧迫に屈服して客観的な評価をすることができなければ、昨年の大韓海運や
振興企業のように、投資家の莫大な被害につながりかねないとして、補完策用意が至急だと主張した。
資本市場研究院のキム・ピルギュ選任研究委員は、"評価会社の独立性を強化することに政策の焦点が
合わされなければならない。一定期間が過ぎれば評価会社を義務的に交替させる循環評価制を導入して、
企業が全額負担する現在の手数料体系も、別の方法に変えなければならない"と強調した。
(2/2) 以上です