韓国製品に、平均9%のコリア ディスカウント 【アジア経済 東亜エコノミー】
http://economy.donga.com/total/3/01/20120101/43002236/1 韓国製品が、実際の価値より9%ほど安く輸出されているという主張が出てきた。
韓国貿易協会(会長サ・ゴンイル)国際貿易研究院は、‘韓国輸出製品の海外市場でのディスカウント現況調査’
報告書を通じて、韓国産製品は品質水準から見た実際の価値より、9.3%割引されて輸出されていると調査されたと、
1日明らかにした。
2011年10〜11月に輸出企業660社を対象に実施した今回の調査では、先進国製品と比較した韓国製品のプレミ
アム・ディスカウント規模は6.1%から-45.5%と現れた。
15大品目のうち、農水産物(+6.1%)と鉄鋼製品(+3.0%)。自動車および部品(+2.0%)ではプレミアムが形成されている
が、残りの品目は海外市場でディスカウントされていると調査された。
地域別では、すべての輸出市場でディスカウントされていることがわかり、中国(7.0%)、ASEAN(6.7%)、中東および
アフリカ(3.6%)など、新興開発途上国とアジア地域でのディスカウント程度はやや低かったが、米国(11.5%)、ヨーロッ
パ(13.7%)など、先進国輸出市場でのディスカウント程度は大きいと集計された。
企業別では、海外マーケティングおよび広報分野で相対的に脆弱な、中小企業のディスカウント規模(10.6%)が
大企業(4.4%)より大きいと調査された。
またコリアディスカウントの原因としては、企業広報の不足(60.6%)が国家イメージ(39.4%)より高いと調査されて、
政策的な側面から中小企業輸出製品の海外広報を強化する案が必要だと分析され、ディスカウントの解消案として
は‘Made in Korea'製品の信頼度向上(46.3%)、とブランド認知度(28.4%)が高く現れた。
チョ・サンヒョン国際貿易研究院研究委員は、“今回の調査結果を見れば、G20の成功的な開催と貿易1兆ドル
達成などで国家ブランド価値が高まっているが、コリアプレミアムの実現にはまだ不十分だと把握される”として、
“全国民が一致協力して国家イメージを高める努力をするのと共に、中小企業、特に先進国市場を攻略する企業の
ブランド価値向上に対する投資拡大が必要だ”と話した。