昨日、NYから2週間ぶりに還ってきたウチの親父殿(法務関係)曰く、アメさんでのTPPの評価は「総合するとどっちでもいいや」だそうだが・・・
重工系:慎重
・物量は圧倒的に、また最高水準領域での業務向け技術生産物でも勝る米国産だが、
中間層向けの安定した価格・高品質の家庭向け・中小企業向け電機や車では日本が有利
・黒アレの政策アピールに反して実質的な売り上げは伸び悩みかねず、株価(投資家)対策という面ではむしろマイナス・・・
農業系:色々
・穀類関係ははしゃいでるようだけど、よくよく観察してみると前線の生産農家というよりDCとかシカゴとかの
中間業者が飛び跳ねているだけ。それも実益というよりも期待感でテンション上げてるだけという・・・
・穀類以外だと、酪農は対オーストコリアで反対一色
・果物野菜関係は関税コストの低下は見込めても輸出量の増加は見込めないため、増産はできないって見解
・意外なのが肉関係。米国外の肉って牛・鳥・豚のブランド価値がかなり高いため、分野別では薮蛇しかねないって危機感があるそうな
IT・サービス系:強いて言えば積極的
・HWは生産拠点がアジアばかりだし、ソフトウェアは価格を下げる必要性が出てくるため恩恵少なめ
・問題はインフラ・サービス提供系。規制緩和を見越した動きが活発で、早い者勝ちの俺ルール普遍化を狙って、
既に日本国内で蠢いてる(密林の契約書弾幕とか)
・ただ、先走った後にTPPおしゃかになったらどうすんの? って声も当然出てるが
おまけ:ゴミ
・ヤるき満々。地デジの完全移行で物理的な参入が楽だし、TPPで規制緩和したら即参入するお
・ケーブルなんて、それを見越してコンテンツのリース契約の簡略化を勧めてるし
・「日本のマスコミって、ピサロに食い物にされたインカ人みたい。訳がわからないよ」