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三星電子、大学院生に負けた 【東亜日報】
http://news.donga.com/Economy_List/3/01/20111029/41481349/1 裁判所“キムチ冷蔵庫デザイン、著作人格権侵害… 3000万ウォン賠償するように”
三星電子が大学院生に依頼して作ったキムチ冷蔵庫のパターン デザインを、海外有名デザイナーの作品だと広報
したことが原因で、大学院生が提起した著作人格権侵害訴訟で敗訴し、3000万ウォンを賠償することになった。
ソウル西部地方裁判所民事合議13部(部長判事パク・ヒスン)は、弘益(ホンイク)大産業美術大学院生イ・ジョンギル
氏(31)が、“三星が私がデザインした冷蔵庫パターンを、有名デザイナー‘カレン リトル’がデザインしたように広報した
ために、氏名表示権を侵害された”として、三星電子を相手に出した損害賠償請求訴訟でこのように判決があったたと、
28日明らかにした。裁判所は“イ氏の既存デザインを基本に加工したデザインはイ氏の創作物であるので、デザインに
関する氏名表示権は原告に帰属する”と説明した。また“三星電子はキムチ冷蔵庫の発表に際し、イ氏の氏名を表示
しなかっただけにとどまらず、製作者が有名デザイナー‘カレン リトル’だと積極的に広報した”として、“イ氏がカレン
リトルが製作したという三星の発表とカタログ、広告によって、デザイナーとして自尊心に大きい傷を負った”と付け加え
た。裁判所は三星がキムチ冷蔵庫デザインを有名デザイナーが創作したように広報し、キムチ冷蔵庫のイメージを高級
化して販売量などを高めようとする、商業的な意図があったという点も考慮した。
イ氏は2009年12月に、家電製品に用いられるパターン デザインを製作し三星電子に提供する、デザイン協力業者
契約を締結した。この契約によりイ氏がデザインした‘風花’、‘クイーンズガーデン’、‘セザンヌ2’を三星電子に提供
したが、三星電子が昨年8月、‘2011年型ジッペルさくっとキムチ冷蔵庫’新製品を発表するにあたり、カレン リトルの
名前を掲げたカタログを製作して配布したことから訴訟を起こしていた。
イ氏は東亜日報記者の電話取材に、“私の名前を書かなくても良いが、他の有名デザイナー名前で出されてしまっ
ては、私の全てのものが消える気持ちだった”として、“数十万人の若いデザイナーが夜を明かして努力して作った
結果を大企業が奪っていくようなことが、これ以上出てこないように願う”と話した。
http://news.donga.com/IMAGE/2011/10/29/41482850.1.jpg イ・ジョンギル氏がデザインした模様が描かれた三星電子キムチ冷蔵庫。イ・ジョンギル氏提供