'ラーメンの元祖'三養食品で主力製品交替 【アジア経済 東亜エコノミー】
http://economy.donga.com/total/3/01/20111021/41282217/1 http://economy.donga.com/IMAGE/2011/10/21/41282054.2.jpg 'ラーメンの元祖'三養(サムヤン)食品で主力製品が変わってきている。最近白いスープのラーメンが流行している
ため、新製品の'長崎チャンポン'が'売り物がなくなる'ほど飛ぶような売れ行きを見せて、これまで主力製品だった'三養
ラーメン'の人気を追い越す状況が発生することになった。50年余りの歴史を持る三養ラーメン以後初めての'Big Hit'
製品と呼んでも問題なさそうな様相だ。
これに鼓舞された三養食品は、長崎チャンポンを三養ラーメンと同じく、会社の成長軸として人気をより一層加速させる
ために総力を上げる計画をたてた。
21日関連業界によれば、三養食品が7月末に発表した長崎チャンポンは、8月の1ヶ月間に約300万個が売れて、20億
ウォンの売り上げを記録した。発売最初の月には市場反応を見るために一日12万個の生産だったが、時間とともに人気
が高まって、市中に製品が見つからないという消費者らの怨念の声が激しくなったこともあった。
また先月は生産ラインを昼夜で稼動させて一日24万個を生産したが、需要を充足させることができず、秋夕(チュソク)
直後の9月14日からは生産ライン1基を追加して、一日平均45万個を生産した。これにより長崎チャンポンは先月900万
個生産されて、発売以後の累積販売量は1200万個を突破した。三養食品側は今月1400万個販売を予想している。さら
に三養食品は、まだ取引先の需要量に比べて供給が不足しているという判断の下、追加で生産ライン構築を計画して
いる。これに伴い、今月末に生産ライン1基がさらに増設されれば、一日平均70万個まで生産量が増加し、月2000万個
以上供給が可能になるものと見られる。
このような成長の勢いにより、三養食品の主力製品が生産量の側面でも三養ラーメンから長崎チャンポンに変わって
きている様相だ。現在、三養ラーメンの一日平均販売量は55万個程度で、一日45万個生産される長崎チャンポンが作る
と同時に即売れる状況を勘案すれば、すでに追いついてきている状態だ。 また、この状況も今月が過ぎれば変わる。
特に売り上げ面でも、長崎チャンポンが今月1400万個販売されれば100億ウォンに迫り、月90億ウォンを売り上げる三養
ラーメンを逆転することになる。昨年の三養食品のラーメン売り上げは2357億ウォンで、全売り上げ2733億ウォンの86.2%
を記録した。三養ラーメンは1100億ウォンほどでラーメン売り上げのほぼ半分を占め、三養食品の代表製品だ。
三養食品関係者は"現在、生産ラインを休日もなしで昼夜でフル稼働しているが、市場の需要に応えられずにいる"
としながら、"まだ予断を許さないが、長崎チャンポンが三養ラーメンを凌駕する大型ヒット製品に成長する可能性が
あって、社内の雰囲気が非常に鼓舞された状態だ"と話した。