無資格韓国人がベトナム航空機を操縦、金海で間一髪 【朝鮮日報】
http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2011/10/17/2011101700072.html 副操縦士としてA320着陸で事故寸前
韓国人の無資格パイロットがベトナム国籍旅客機を操縦し、金海(キムヘ)空港で大事故を起こす寸前だったことが
分かった。
航空業界によれば4月26日、韓国人新婚旅行客など160人あまりを乗せてベトナムホーチミンを離陸し、釜山(プサン)
金海(キムヘ)空港へ向かったベトナム航空所属A320旅客機は、離陸から5時間後に着陸体制に入った。しかし、航空
機は正常に滑走路に進入できず、また離陸を試みて着陸する状況が起きた。
当時航空機には、資格を持っていない韓国人副操縦士が搭乗していたことが分かった。機長は外国人操縦士だった
が、着陸当時誰が操縦を主導していたのかは明らかになっていない。
航空業界によれば、キム某(36)氏は東南アジア国家で飛行免許を取り、昨年ベトナム航空に就職した。この過程で
キム氏は、他の東南アジア航空会社でA320で680時間を飛行したという内容を入れた書類をベトナム航空に提出した。
しかしベトナム航空が4月の事故を調査する過程で、キム氏が職印と署名を偽造し、にせの飛行経歴書を作って提出
したことがわかり、それまでA320を一時間も操縦したことがなかったことを明らかにした。航空業界関係者たちは"操縦
士が経歴を偽れば、後ほど大型事故につながることがあるという点で重大な犯罪行為だ"と話した。
これに対して国土海洋部関係者は、"正確な事実関係を確認中"としながら、"ただし国際的に外国国籍機操縦士は
該当国が採用して、それをわが政府が認めるというために把握するのが容易でない"と話した。この関係者は"4月26日
ベトナム航空機が金海空港で着陸途中に再離陸したという報告は聞いていた"と話した。キム氏はその後行方をくらま
している。