貯蓄銀行7行営業停止に、金融界赤信号 【東亜日報】
http://news.donga.com/Economy/New/3/01/20110918/40393967/1 資産2兆ウォンを越える大型のトマト貯蓄銀行や、第一貯蓄銀行など7つの不良貯蓄銀行の営業が停止した。
金融委員会は18日臨時会議を開いて、トマト(京畿(キョンギ)城南(ソンナム))と、第一(ソウル)、第一2(ソウル)、
プライム(ソウル)、エース(仁川(インチョン))、テヨン(ソウル)、青い鳥(釜山(プサン))貯蓄銀行を不良金融機関に
指定し、6ヶ月間の営業停止措置を下した。
これに伴いこれら貯蓄銀行は、この日正午から満期到来手形および貸し出しの満期延長など一部業務を除いて
営業が中断される。上場企業の第一貯蓄銀行は最初の取引日である19日の株式取り引きが停止する。
営業停止日から45日以内に、有償増資等を通して独自の経営正常化が達成されれば営業再開も可能だが、
実現の可能性は高くないというのが金融委の判断だ。
預金者保護法により、これら貯蓄銀行の5000万ウォン以下預金は全額保護される。金融委は緊急資金が必要な
預金者のために、22日から2000万ウォンを限度に仮支給金を支給する方針だ。また、預金保険公社が指定する
近隣金融機関窓口では、仮支給金を含め合計4500万ウォンを限度に、預金金利水準の金利で預金担保貸し出しを
受けられるように措置する計画だ。
これに先立ち金融監督院は、7月から貯蓄銀行85行に対する一括経営診断を実施し、金融委は16日から二日間
経営評価委員会を開いて、貯蓄銀行が提出した経営改善計画を審査した。
金融委はトマトと一番、プライム、エース、テヨン、青い鳥など6貯蓄銀行の場合、国際決済銀行(BIS)基準自己資本
比率が1%未満で、借金が資産を超過すると明らかになったため、営業停止が決定されたと説明した。また第一2貯蓄
銀行はBIS比率が1%に達せず、親会社の第一貯蓄銀行の営業停止にともなう大規模預金引き出し事態により、流動
性不足が予想されるという点が営業停止の理由になった。
ただし金融委は、トマト貯蓄銀行の系列会社のトマト第二貯蓄銀行(釜山(プサン))の場合は、BIS比率が6.26%ある
正常貯蓄銀行なので、大規模預金引き出し事態が発生しない限り営業を停止しないと明らかにした。
(1/2) つづきます
>>202 つづきです
金融委関係者は"トマト第二貯蓄銀行顧客は、漠然とした不安感から預金を中途解約して、不必要な損害をこうむら
ないように賢明に対処しなければならない"と呼びかけた。
この日営業停止された7つの貯蓄銀行以外にも、6つの貯蓄銀行でBIS比率が5%に達しなかったり、資産が借金より
少ないと明らかになったが、営業停止措置は避けた。
金融委は"6つのの貯蓄銀行に対しては、大株主増資と資産売却など経営改善計画の実現の可能性を認めて、最大
1年まで自主的な正常化を推進させることで決定した"と説明した。
この日営業が停止した7貯蓄銀行の大株主と経営陣に対しては、金融監督院の集中検査が実施される。金融監督
院は、大株主信用供与や不当な影響力行使、違法行為指示など不法行為が摘発された場合は、身分制裁と検察
告発など法的制裁措置を厳格に賦課する方針だ。
また預金保険公社は、不良責任者に対しては該当金融機関に損害賠償請求訴訟を迅速に処理するように要求して、
検察に捜査を依頼する予定だ。
一方政府は、今年追加で営業停止される貯蓄銀行はないだろうと明らかにした。キム・ジュヒョン金融委員会事務
局長は、"今回の85貯蓄銀行に対する全数調査(経営診断)で、事実上今年の検査はすべて終結した"として、"(急激な
預金引き出しなど)突発状況がなければ、少なくとも今年は金融監督院の検査がないので、営業停止させるのは不可
能だ"と話した。
http://news.donga.com/IMAGE/2011/09/18/40394954.2.jpg キム・ソクトン金融委員長は18日午後、ソウル汝矣島(ヨイド)金融委員会記者室で営業停止対象貯蓄銀行を発表した。
(2/2) 以上です