傳貰難の江南、"サビ水出ても借家人殺到" 【朝鮮日報 biz.chosun.com】
http://biz.chosun.com/site/data/html_dir/2011/08/29/2011082900900.html “住宅価格が下がると思っているのに、誰が家を買いますか。みんな家を買わずに借家を求めているので住宅保証
金が上がる以外ありません”。27日ソウル松坡区(ソンパグ)蚕室洞(チャムシルトン)のある公認仲介士。10月初めの
入居を望む顧客が傳貰アパートを探していると、“入居期間が1ヶ月程度の傳貰物件は全部品切れになった”として、
“この頃は少なくても入居2ヶ月前に傳貰契約をしなければならない”として送りかえした。
2009年下半期から始まった傳貰難が、なかなか解消される兆しを見せないでいる。最近では再建築事業が進められ
ているソウル江南(カンナム)地域が住宅保証金上昇の勢いを導いている。KB国民銀行によれば、江南区のアパート
住宅保証金は7月に平均2.3%上がり、ソウル25区では江東区(カンドング)(2.4%)の次に大きく上がり、瑞草区(ソチョグ)と
松坡区(ソンパグ)もそれぞれ1.2%と1%上がった。
◆ “サビ水出ても借家人殺到”
先週末、ソウル松坡区蚕室洞、瑞草区瑞草洞、江南区大峙洞(テチドン)一帯を取材した結果、若い新婚夫婦よりも
子供を持つ家庭が傳貰物件を求めて訪れていた。大峙洞C公認の代表は“ここは学区のために傳貰需要が常にあり、
修理していなくてサビ水が出てるようなアパートでも、入居希望者が常にいる”として、“アパートがあまりにも古いため、
子供がいない新婚夫婦にはあまり薦めない”と話した。
http://image.chosun.com/sitedata/image/201108/29/2011082900717_0.jpg ▲ソウル江南区大峙洞銀馬アパート。再建築事業が始まった大峙洞青糸アパートから入居者が移転を始め、銀馬
アパート住宅保証金が強気を見せている。
大峙洞一帯は再建築事業による移転需要が重なって、住宅保証金が強気を見せている。大峙洞にある1446世帯の
青糸アパート住民は、10月末までに移転しなければならない。大峙洞G公認の代表は“青糸アパート住民は、大峙洞を
離れたがらない傾向があって、当分周辺アパート住宅保証金が下がることはないだろう”と話した。ソウル不動産情報
広場によれば、今年1月には最高3億1000万ウォンで取り引きされた大峙洞銀馬アパート占有面積94.76平米(28.7坪)型
の傳貰価格は、先月最高3億6000万ウォンまで上がった。
瑞草区盤浦洞(パンポドン)一帯の住宅保証金も、子供を世和高校や円明小学校など良い学校に進学させようとする
両親が多くて強勢を維持している。盤浦レミアンパーステージ85平米(25.7坪)型の住宅保証金は、昨年初めより1億
ウォン以上上がった8億ウォンに達する。
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>>74 つづきです
◆ “不動産売買増やせば、住宅保証金落ち着く”
住宅保証金が上がっていることで、不動産取引価格に住宅保証金が占める比率(傳貰率)も毎月高まっている。先月
江南・瑞草・松坡区を含む、ソウル漢江(ハンガン)南地域11区の傳貰率は46%で、2003年9月(46.1%)以降最高値を記録
した。
http://image.chosun.com/sitedata/image/201108/29/2011082900717_1.jpg 江南地域の傳貰難は短くても年末まで続く可能性が大きいと専門家は見ている。江南区と瑞草区では9月以降年末
までそれぞれ1043世帯と397世帯の入居が予定されているが、松坡区では新規入居物件がない。また、住宅価格展望
が不透明な状況で安易に家を買い求めるよりも、住宅保証金が上がってもそのまま留まろうとする人が多いためだ。
蚕室洞S公認の代表は“不動産投資収益率が以前にはおよばないという認識が広がっていて、売買を忌避して傳貰を
好む現象が明確に見える”として、“傳貰需要はあふれているのに供給が不足しているため、どうしても価格は上がる”と
話した。
問題は、江南の住宅保証金が上がれば他の地域でも住宅保証金だ同時に上がるという点だ。江北(カンブク)地域や
首都圏で家一軒を持つ人が、子供の教育問題で江南地域へ引っ越す場合、江南で住宅保証金が上がればこれに充当
するために所有する家の住宅保証金も上げる場合が多い。
江南の公認仲介士は住宅売買を活性化すれば、住宅保証金が下がると主張している。瑞草洞T公認の代表は“人々が
家を買わずに傳貰契約だけをしているので、不動産取り引きを活性化して売買を増やせば、住宅保証金が落ち着くだろう”
と話した。
しかし政府は、賃貸住宅を増やして賃貸事業者を量産して住宅保証金を安定させるという計画だ。売買を活性化すれば
住宅価格が再び上がりかねないという憂慮のためだ。パク・ウォンガプ不動産1番地研究所長は、“住宅供給を増やせば
住宅保証金は落ち着くだろうが、これは短期間になされることはないので、当分住宅保証金強勢を甘受するほかはない”
と話した。
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