UAE原発資金調達難航?…貸主団構成2ヶ月延ばされて 【朝鮮日報 biz.chosun.com】
http://biz.chosun.com/site/data/html_dir/2011/08/28/2011082800031.html アラブ首長国連邦(UAE)原発事業を発注した原子力公社(ENEC)が、国内外金融会社を相手に行ってきた資金調達
作業が国際金融市場が不安定になったことで2ヶ月以上滞っている。しかしUAE原発事業の協力パートナーである韓国
輸出入銀行と韓国電力は、“UAE現地工事は日程のとおり進行していて資金調達だけが遅れている”として、“原発建設
はUAEの自己資金で進められている”と説明した。
28日金融業界の複数の関係者によれば、原子力公社(ENEC)が原発建設資金確保のためにHSBCとクレジットスイス、
スタンダードチャータードなど海外大型金融会社へ貸主団構成を提案したが、まだ明確な結論を見られずにいる。
当初原子力公社(ENEC)は早ければ6月中、遅くとも7月初めに国内外金融会社で貸主団構成を終えて、100億ドル
ほどを調達する計画だった。輸出入銀行関係者は“国際金融市場が大きく揺れ動いて、UAE原発貸主団構成が2ヶ月
以上遅れている”と話した。
UAE原発貸主団構成が遅れていることで、輸出入銀行の原発支援金融確定も遅れている。輸出入銀行は我が国の
原発事業受注により、最大100億ドルを年間10億ドルずつUAE原子力発電所建設事業者に融資することで検討していた。
しかし海外金融会社が貸主団構成を先送りしていることで、輸出入銀行が支援する具体的な貸し出し規模や金利条件
などが決定されずにいる。原子力公社(ENEC)関係者たちは6月初めに訪韓し、輸出入銀行を訪れて資金調達計画を
協議している。
一方、一部の国内銀行も当初UAE原発貸主団に参加して原発建設資金支援に乗り出すことにしていたが、国債金融
市場の変動性が大きくなったため、海外大型金融会社と同じく慎重に検討作業をしていることが分かった。