第2金融圏の家計貸し出し増加率は預金銀行の3倍
聯合ニュース|コ・ウンジ|入力2011.08.21 06:30 |修正2011.08.21 11:48 |
http://media.daum.net/economic/view.html?cateid=1041&newsid=20110821063004688&p=yonhap ◆都市銀行貸し出し中断で増加傾向の加速を憂慮
(ソウル=聯合ニュース)コ・ウンジ記者=去る1年間で第2金融圏の家計貸し出し増加率が、都市銀行の3倍に達することが明らかに
なった。
都市銀行が新規家計貸し出しを一部中断したため、金融消費者が第2金融圏に集まる場合、第2金融圏の貸し出しの増加率を
あおりたて、さらに大きな問題を持ってくるという憂慮も提起された。 21日の韓国銀行によれば、去る5月現在の預金銀行の家計
貸し出し残額は440兆9千341億ウォンで、昨年5月416兆3千864億ウォンより5.9%増えたと集計された。
http://i2.media.daumcdn.net/photo-media/201108/21/yonhap/20110821114807927.jpg 同じ期間、非銀行預金取り扱い機関の家計貸し出し残額は147兆6千415億ウォンから171兆3千572億ウォンに、預金銀行の2.7倍に
達する16.1%増加した。 非銀行預金取り扱い機関には相互貯蓄銀行、信用協同組合、相互金融、セマウル金庫等、第2金融機関が
属する。 これに伴い、預金銀行と非銀行預金取り扱い機関を合わせた預金取り扱い機関の家計貸し出し残額は、564兆279億ウォン
から612兆2千913億ウォンに8.6%増えた。
月別で見れば預金銀行の家計貸し出しは、前年同月対比で、1月5.6%、2月6.2%、3月6.1%、4月6.2%、5月5.9%増加し、非銀行預金
取り扱い機関は1月16.7%、2月16.6%、3〜5月16.1%ずつ増えた。 非銀行預金取り扱い機関の中では、信用協同組合が最近1年間で
25.1%の最も高い増加率を記録し、相互貯蓄銀行は24.0%、セマウル金庫は31.0%、相互金融は10.8%増えた。 非銀行預金取り扱い
機関の家計貸し出し金額が預金銀行に比べては少ない水準だが、急な速度で増加する状況で、都市銀行の貸し出し中断は
第2金融圏の貸し出し増加率をより一層刺激する。
主要銀行の貸し出しが詰まった事で、消費者は貸し出しが可能な他の都市銀行はもちろん、第2金融圏などに集まる'風船効果'が
発生するためだ。 さらに第2金融圏は都市銀行に比べて貸出金利が高く、管理能力は相対的に落ちるため、家計負債問題を
より一層深化させる恐れがある。 現代経済研究院のパク・トクペ研究委員は"都市銀行の貸し出しが詰まれば、急な消費者は
貸し出しを受けるために第2金融圏、貸付業者に移動するとし"特にセマウル金庫、信用協同組合などで貸し出し希望者が大挙
集まった事で、家計と第2金融圏の健全性の問題が大きくふくらむ"と指摘した。
こうした中、金融当局は去る19日に都市銀行副銀行長および実務者らを招集し、銀行の各支店が家計貸し出し抑制指針を過度に
抑制しないようにして欲しいと頼んだと分かった。