ジレンマに陥ったソウル市'超高層の夢' 【朝鮮日報 biz.chosun.com】
http://biz.chosun.com/site/data/html_dir/2011/08/11/2011081101272.html ソウル麻浦区(マポグ)上岩洞(サンアムドン)に建設される、133階建ての上岩DMCランドマークビルディング建設事業が、
進退両難の状況にぶつかった。開発事業者のソウルライトタワーは“133階建てで建設すれば大規模な損失が避けられず、
事業を進行できない”として、主務部署のソウル市に事業条件変更を要求した。しかしソウル市は“地域住民、事業者選定
時に競合した他の事業者、市内部の意見を総合的に考慮しなければならないため、事業条件変更は容易ではない”という
立場だ。
11日ソウル市とライトタワーによれば、ライトタワー10日、ソウル市に事業条件修正案を提出した。修正案は現在の133階
一棟になっているランドマークビルを、100階建て一棟と50階二棟の三棟に分けて建設する内容だ。また延床面積(建物各階
の床面積の合計)の17%である住居施設比率を50%まで高め、ホテルとビジネス・文化施設の比率を大幅に減らす内容も含ま
れている。収益性が低いホテルと文化施設の比率を下げて、相対的に分譲がうまくいく住居施設を増やすものだ。
ライトタワー関係者は“5月に韓国企業評価に依頼して事業性分析を再度実施した結果、今の条件では事業完工時に1兆
1300億ウォンの赤字が発生する結果が出た”として、“3兆ウォン規模の事業で1兆ウォン以上の赤字が出るのに、どうして
事業を進行できるか”と話した。
http://image.chosun.com/sitedata/image/201108/11/2011081101076_0.jpg ▲ソウル麻浦区上岩洞(サンアムドン)に建設されるランドマークビル予想図
ランドマーク ビルディング建設事業は、3万7280平米(1万1277坪)の敷地に、2015年までに最高高さ640mの133階建てビル
を建設するというものだ。総事業費は3兆7000億ウォン(土地代金3600億ウォン含む)で、ビジネス、ホテル、住宅、展示、商業
施設などが入る。事業者のライトタワーは、大宇(デウ)建設、大林(テリム)産業、斗山(トゥサン)建設、双龍(サンヨン)建設、
など建設会社11社と、産業銀行、ハナ銀行などのべ25社が株主で参加した。
ライトタワー関係者は、“3年前に土地を買った時より景気状況が悪化した”として、“133階建てでは工事費が多くかかり、
結局分譲価格も高まって未分譲で残ることになるだろう”と主張した。
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>>355 つづきです
しかしソウル市は、事業者の利益を保全するために政策を変えることは難しいという立場だ。ソウル市関係者は“ソウルに
ランドマーク施設を作るという政策的な目標に、土地価格などを審査して土地を売却したが、根本的な趣旨が損なわれるならば
事業条件を変更することはできない”と明らかにした。この関係者は“ただし事業者と追加で協議して、大きい枠組みを抜け
出さない線で協力できる部分は協力する計画”として、交渉の可能性も表わした。
ライトタワーは5年間10回にかけて、総4151億ウォン(分納利息を含む)の土地代をソウル市に支払うことになっているが、
今まで1960億ウォンほどを支払ったにとどまり、昨年11月と今年5月分は支払うことが出来なかった。ソウル市は‘28日までに
土地代が支払われなければ契約を解約することができる’という内容の催告状をライトタワーに伝達した状況だ。
ソウル市関係者は、“事業者が提出した修正案を内部委員会で総合的に検討して、受け入れるかどうかを決める計画”と
話した。
(2/2) 以上です