第2四半期、国内上場企業営業実績'絶壁墜落' 【聯合ニュース 東亜エコノミー】
http://economy.donga.com/total/3/01/20110724/39031190/1 実績発表58社、営業利益17%減少
大型20社のうち12社は利益減少・赤字転換
上場企業の第2四半期実績が、昨年同期に比べて大きく落ちた。これはヨーロッパと米国の財政危機にともなう先進国
経済不安が持続しているうえに、中国をはじめとする新興国がインフレーション負担で緊縮に乗り出し、国内消費も明確な
回復傾向を見せなかったためと解説される。
24日金融監督院電子公示と金融情報業者のエフアンドガイドなどによれば、最近まで第2四半期暫定実績を発表した58
上場企業の売上額合計は109兆6千106億ウォンで、昨年同期の100兆3千677億ウォンより9.2%増えた。しかし営業利益は
10兆3千834億ウォンで昨年同期より17.1%減った。売上額対比営業利益率は、昨年第2四半期の12%台から今年同分期には
9%台に下がった。
キム・セジュン信用証券理事は、"原材料価格などが上がったが世界的な景気低迷で販売価格は上昇できなかった。
これに伴い、売上額が増えても営業利益が減った"と話した。
我が国が採択している、国際会計基準(K-IFRS)連結財務諸表を適用した大型上場企業(有価証券市場)の実績が相対的に
悪かった。これら大型企業20社のうち12社が、営業利益が減少したり赤字へ転換していた。三星電子の営業利益は3兆7千億
ウォンで、昨年同期の5兆142億ウォンより26.2%減った。LGディスプレイの営業利益は昨年第2四半期7千260億ウォンから、
今年の同期には483億ウォンの赤字に転換した。POSCOの営業利益は11.2%減った。ほかにも、ハイニックス56.0%、三星物産
31.3%、三星カード30.6%、LGハウシース25.1%、CJ第一製糖20.9%、KT&G 20.7%、第一企画12.1%、三星精密化学9.6%、LG化学
6.3%などの減少率を示した。
非連結財務諸表を使う企業では、現代重工業の営業利益は第2四半期に6千770億ウォンで、昨年同期より12.2%減り、双龍
(サンヨン)車の赤字規模は84億ウォンから334億ウォンに拡大した。
三星証券のイ・ナムニョン投資情報チーム長は、"今までの実績は100点満点で60点以下の水準だ。残った化学企業も1分
期より残念な実績を示す可能性が大きく、造船業種の実績モメンタムも弱い。ITでも期待値を充足させることは難しい"と話した。
ベ・サングン全経連経済本部長は"下半期も世界経済需要回復を断言しにくく、ウォン・ドル為替レートも持続的に下がる可
能性があって楽観しにくい"と明らかにした。