【アレが総理で】菅民主党研究第734弾【総理がアレで】
( ´U`) 同じくNW日本語版から
政治をダメにする「第4の権力」
日本政治が停滞する大きな原因はメディアにもある。
この国のメディアは本来の目的を達するどころか、政治の混乱を助長している。
その最大の被害者としてはまず安倍晋三が挙げられる。
彼はぶら下がり会見を減らそうとしたり、ぶら下がりでは自分の見解を述べるのに多くの時間を使っていた。
その点が日本のマスコミには「口封じ戦略」「質疑応答から逃げている」と批判するが
ジャーナリストが自分が満足しない答が返ってこないから、「ひいき」されていないと思い
欠点や失敗をあげつらい、成果を伝えないのはジャーナリストの精神に反する。
取材現場の不満を苛立ちを記事に反映させるのは客観報道とは遠いものである。
そもそもにぶら下がりでは日本の政治記者が政策を語ることはできない。
日本のメディアは権力闘争を追っかけることに終始している。
政治記者は首相番記者から各省庁担当を経て、政務官・副大臣・大臣を担当するようになる。
この時、記者は「政治ブローカー」のような役割を覚えるようになり、政治家の道具になっていく。
政治家のリーク情報を記者が紙面に載せることで、政治家・記者の双方に利益を得ている。
この蜜月関係が変化すると一方的に記者が政治家を叩くが、その時に使われる民意すら怪しいものだ。
現在、民意を図る世論調査ではRDD方式が使われるが、これは携帯電話にはつながらないので、正確な世論調査が難しい。
また、世論調査依存症ともいえるほど、政治家・メディアがその数字にしがみついている。
そして、その数字に依存しているとは、国民感情に依存していることであり、
国民感情に迎合した政治は誤りを犯すのは民主主義の基本である。
メディアが変わらなければ、この国の政治風土は変わらないだろう。