【アレが総理で】菅民主党研究第734弾【総理がアレで】

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375早○田の食客 ◆3zWaseda2A
>>361>>365>>369
しかし、これらは「虚像」にすぎなかったかもしれない。菅の実像は、小泉や鳩山と並ぶパフォーマンス政治の草分けの一人だ。
薬害エイズ問題で知名度を上げて以来被害者のために尽くした形跡はないし、03年に普天間だけでなく、
在沖米海兵隊の県外移設を訴えていたにもかかわらず、副総理や財務相、総理としてこの問題にだんまりを決め込んできた。

こうした経歴を見る限り、市民活動家というよりオポチュニスト(機会主義者)に近い。
「彼は首相になってからのビジョンや哲学がなかった」と、市民活動家時代以来、菅と30年にわたって、付き合ってきた田中尚輝はいう。
「思想や目的が無いから、全てが出たとこ勝負だった」

こうした点を見抜けなかったことにも、日本政治の問題点が隠されている。
永田町もメディアも政治家のパフォーマンスに狂喜乱舞し、イメージでその良しあしを判断する悪癖が染みついている。

■「存在自体が政治空白」
昨年の民主党代表選で菅が小沢一郎との一騎打ちに勝ったのは、
菅が素晴らしい政策を打ち出したからというより、政治とカネの問題を抱える小沢がメディアによって叩かれていたからだ。
結果、メディアの世論調査では7割近くを菅が支持し、さらにそれが民主党のサポーターや党員、地方議員の投票行動に影響を与えた。
イメージ先行で政治家を選び続ける限り、次なる「菅直人」が登場しかねない。

当面混乱は続くだろう。菅はどんなに追い込まれても辞任するつもりはないし、実際、「退陣」「辞める」とは一言も言っていない。
また、野党が不信任案を再び提出しない限り、法的に辞める必要もない。

「再生可能エネルギー法案が成立できれば、エネルギー問題に風穴を開けた市民活動家出身の首相として名を残すことができる」と、菅と30年来の友人である田中は言う。
「だから何が何でもやり遂げようとする。孤立しても一向に平気だから、今後まだまだこじれる」

だが、総理大臣の座に居座り続けることが可能だからと言って、実際に居座り続けることが許されているわけではない。
09年、国会で当時の麻生首相を追及していたとき、菅はこう言い放った。「信頼も信用もされない総理はですね、存在それ自体が政治空白だ」
その言葉が今、地震に跳ね返っている。
(横田孝 NW日本語版編集長、長岡義博 NW日本語版記者) 

あと、関連記事二つあるけど、それは要約して載せます。