【アレが総理で】菅民主党研究第734弾【総理がアレで】

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361早○田の食客 ◆3zWaseda2A
( ´U`) 今日買ってきたニューズウィーク日本語版から。

MASTER OF DISASTER 菅直人という名のストレステスト
問題は震災対応や資質だけではない
責任逃れを続ける「第4の災害」は政治をいかにメルトダウンさせたか

「ペテン師」「最低の人間」「無能」「権力にしがみつきたいだけ」「存在そのものが大災害」、
日本の歴代総理大臣の中で、菅直人首相ほど罵詈雑言を浴びせられた人物はいただろうか。
東日本大震災と福島第一原発事故を巡る対応の迷走ぶりや、退陣表明をしても「居座り」続けることへの不満から、
一時国会内の民主党国会対策委員会の役員控室には「宰相不幸社会」「百害あって一利なし」と菅を批判する紙が貼られたほどだ。

国会議員として品位に欠ける行為かもしれないが、菅がこの国を不幸に向かわせているという指摘は、あながち間違いではない。
震災から4カ月。菅はその間、震災復興や原発事故の終息を遅らせるような言動に終始してきた。
そして先週、菅が復興相に任命した松本龍が放言騒動を起こしてわずか9日で辞任。
自らの発案で原発再稼働の条件として持ち出したストレステスト(安全性評価)は「唐突すぎる」と批判を浴び、
海江田万里経済産業相の辞任騒ぎに発展、早期退陣論が再燃した。

当の菅は「責任を感じている」らしいが、実際に責任を取るつもりはないようだ。
まるでこの国全体が、どれだけの政治的な混乱に耐えられるか、ストレステストにかけられているようだ。

確かに、菅に向けられた批判の中には感情論の域を脱しないものもある。
日本はこれまで「何となく嫌い」「けしからん」というイメージだけで政治家や総理大臣の首を何度もすげ替えてきた。
失言や形式的な政治とカネの問題でやり玉に挙げられ、多くの政治家が失脚させられてきた。

ただ、どんなに不人気で1年足らずで辞任した総理でも、実績の一つや二つはあるものだ。
安倍晋三元首相は一時的とはいえ「政冷経熱」といわれた日中関係を改善させた。
麻生太郎元首相は、世界金融危機の余波を最小限に食い止めようと景気刺激策を断行。その政策は現民主党政権からも評価された。(続く)