'肉を焼くのがこわい'成形炭から重金属検出 【聯合ニュース 朝鮮日報】
http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2011/07/13/2011071301283.html ベンゼンが有害指数の最大180倍超過、カドミウム・バリウムもために可能性
肉を焼く時に主に使われる成形炭製品の有害物質を調査した結果、バリウムなど重金属とベンゼン、トルエンなど揮発性
有機物質が検出された。特にこのような成形炭を使って肉を焼く時の危険性を評価した結果、ベンゼンの有害指数は基準
値の最大180倍に達して、管理および取り締まりが至急なことが分かった。
国立環境科学院は、市中大型マートおよび小型スーパーで販売中の4社13種の成形炭製品を対象に、重金属など14項目の
有害物質含有量および危険性有無を評価した結果を13日公開した。成形炭とは、木材やおがくずなどを高温で炭化させて
作った炭の粉を整形して製造した、炭火炭(?)、稲妻炭(?)、豆炭などの製品をいう。
今回の調査はアレロ炭(?)9種と炭火炭1、豆炭1種と同時に、対照用に白炭2個製品を対象に実施された。調査の結果白炭
1種とアレロ炭2種を除いた大部分の製品から、ベンゼンやトルエン、キシレンなど揮発性有機物質と、鉛、カドミウム、クロム、
バリウムなど重金属が検出された。
特にバリウムの場合、1kgあたり最大113gが含まれた製品が発見された。バリウムは成形炭の着火力を高めるために使わ
れる。現行規定では成形炭製造原料として、原木水準の1等級廃木材だけが使用できるが、重金属や揮発性有機物質が
検出されのは塗料などが付いた建設廃木材など、等級外の廃木材を使ったためという説明だ。
このように成形炭自体に重金属などが含まれてい、これを使って肉を焼けば人体に害を及ぼす可能性があることが明らかに
なった。煙吸入と焼いた肉摂取にともなう危険性を評価した結果、換気装置を使う一般的な環境では人体にほとんど害は
ないが、密閉された最悪の条件では有害指数が毒性参考値を大きく超過することが分かった。
国立環境科学院は一日摂取許容量と露出量を比較、有害指数(Hazardous Quotient)が0.1を越える場合、人体の影響から
管理が必要な製品として分類した。分析結果アレロ炭1の種は、ベンゼンの有害指数が基準値の180倍を越える18.2499と
現れ、カドミウムは最大18倍、バリウムは2〜3倍超過したと分析された。
国立環境科学院関係者は“換気されない密閉された最悪の条件で成形炭を使う場合、ベンゼン、カドミウムなどによる悪影響
の可能性があると分析された”として、“成形炭製品に’用途および使用法’表示制度を導入して、品質および有害性基準を用意
する方案を関係機関に建議するだろう”と話した。