FT “韓国の中小企業保護が、EU企業の妨げに” 【聯合ニュース 東亜日報】
http://news.donga.com/Economy_List/3/01/20110703/38497883/1 韓国とヨーロッパ連合(EU)間で自由貿易協定(FTA)が発効されたが、韓国の中小企業保護措置が韓国市場に進出しようと
するEU企業にとり頭痛の種になるだろうと、英国経済日刊ファイナンシャル タイムズ(FT)が2日(現地時間)報道した。
同紙はインターネット版記事で、ユーロ危機で苦戦しているEUが今回の協定発効で韓国との貿易規模を拡大し、今後インドや
東南アジア国家と類似の協定を結ぶための土台を用意できたと信じていると、韓-EU FTAに関するEU国家の期待を伝えた。
同紙は"韓-EU FTAは世界最大貿易協定の一つであり、韓国とEUが交易を拡大できる領域が広範囲だ"としながらも、"しかし
画期的な爆発は期待しないほうがいい"とした。
韓国独特の企業環境は、単にいくつかの書類作業で緩和されることはなく、韓国での中小企業保護の雰囲気が、最も頭が
痛い物事になるだろうと同紙は予想した。韓国政府はこれまで、不良中小企業が自然消滅するように放っておいたが、中小
企業の競争力を高めるよりも、保護主義を強化する方向へ政策を推進してきたということだ。
数百もの業種を中小企業にだけ許容する案は、中小企業を取得したり中小企業の領域に進入しようとする大企業を挫折
させていると同紙は指摘した。"これはFTA精神に外れる"として、"英国の流通業社テスコは伝統市場と雑貨屋に被害を
及ぼさないように、韓国の路地から撤退しなければならないという政治的圧力に接している"と主張した。
同紙は"韓国が保護領域としようとする分野は、EU企業が強気を見せているサービスおよび食料品分野"として、"EU企業が
行き過ぎた保護を受けている中小企業領域に足を踏み入れれば、途方もない反発を呼ぶだろう"と展望した。