[経済]大企業は繁栄するが、なぜ庶民は苦しんでいるのか
週間京郷|入力2011.06.09 13:47
http://media.daum.net/society/others/view.html?cateid=1067&newsid=20110609134753700&p=weeklykh&RIGHT_COMM=R2 ◆外国メディアに写った韓国経済の両極化
"韓国警察は35才のパン某氏の身元を確認した。 パン氏は去る3月10日に全羅道(チョルラド)で自分の車両の中で練炭を使って
自ら命を絶った。 遺書には'借金のために苦しい'という内容が書かれていた。 彼の遺書は韓国全体の苦痛を反映している。"
英国の日刊ファイナンシャルタイムズ(FT)が、去る5月30日に報道した'韓国:二分化された経済'特集記事の最初だ。 最近になって
外信が相次いで財閥が一人占めしている韓国経済に対して、辛らつな批判記事を出している。 大企業の成長の果実が中小企業や
国民にも帰るというトリクルダウン(Trickle Down)効果が現れなく、両極化が激しくなっているということだ。
FTは2008年のグローバル金融危機を克服する動力になった財閥が、市場を広めていっているが中小企業と一般庶民の生活は
ますます困窮してきていると診断した。
新聞は最近の韓国で、10年間で自殺率が2倍近く増えたことに注目し、自殺の背景には社会の両極化があると分析した。 韓国自殺
予防協会のキム・ソンイル幹事はFTで"数値など表面だけを見るなら、韓国の経済は良い状況であるようだが一般国民の体感とは
違う"とし"自殺率が高い理由は、社会の安全網が脆弱で雇用も不安定であり、青年失業率が高いため"と話した。
大企業と一般市民の人生は、数値を通じて明らかに対比される。 三星電子と現代自動車は昨年に史上最大の利益を記録した。
反面、家計負債は所得の146%まで沸き上がった。 米国のサブプライムモーゲージ(非優良担保貸し出し)危機当時の水準の
138%を上回っている。 金融危機以後、米国と英国の家計は借金を減らすのに余念がないが、韓国の場合にはかえって昨年に
家計負債が9%近く増えた。
両極化に対する対応策として"典型的な財閥出身と要約される履歴を持ったイ・ミョンバク大統領が、大企業と中小企業の格差を
減らすために'同伴成長'という目標を持ち出したが、財閥と経済学者達からは、冷笑的な反応しかなかった"ということが新聞の分析だ。
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