【政治経済】平成床屋談義 町の噂その412

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45日出づる処の名無し
ttp://www.epochtimes.jp/jp/2011/05/html/d76326.html
広州に1枚12円の洋服 中国アパレル製造業、氷河期に突入か  (11/05/28 07:57)

【大紀元日本5月28日】広州市の上下九・歩行者天国には工場の在庫などを処理する店舗が多く集まる。最近、入り口のワゴンに
「3〜9元/枚(約40〜110円)」の洋服が山積みされる店舗や、「セール最終日」のうたい文句で連日激安セールを行っ
ている店舗が増えている。その中でもひと際目立つのは「どれでも1枚1元(12.5円)」と書かれた子供服を販売する店舗
だ。店のオーナーは、「最近は工場の在庫処理をたくさん頼まれる。売り切れないほどだ」と話す。

広州日報が取材したここ上下九・歩行者天国は、アパレル製造業の「晴雨計」だと言われる。工場の閉鎖が増えると在庫処理を
急ぐケースも多くなり、「1元洋服」が市場に出回るようになる。上下九で「1元洋服」が出現したのは、2008年世界金融
危機以来のことだという。「10数元以下の洋服はみなコストを下回る値段だ。2008年の時は、輸出先の問題で多くの商品
が輸出できず国内販売に回されたが、今回は過剰生産による在庫や工場倒産による在庫の処理がほとんどだ」と広州アパレル業
会の黄学明・副会長は語った。

●アパレル製造業「注文が来ない」
珠江デルタ東北部に位置する新塘は世界的な「ジーンズの都」として、中国人がはくジーンズの6割以上、60もの海外ブラン
ドを作り出している。しかし最近、新塘では多くの小規模の縫製工場が倒産し、大規模工場の受注も大幅に減っているという。
「迪泰紡績」は新塘に数多くある縫製工場の1つである。広州日報の取材によると、同工場は7つの縫製チームがあるものの、
現在操業しているチームは3つに止まり、この3つのチームも今の生産が終われば新規受注がないという状況。多くの従業員は
自宅待機しており、工場長の湛家和さんは、「今年は金融危機の時よりも状況が厳しい」と明かしている。

500人以上の従業員を抱える、子ども用ジーンズを生産する別の工場も3月から受注が減り、月22〜25万枚の出荷量から
今の10万枚弱になっている。この工場が請負う注文の3分の2はヨーロッパからのものだという。
現地の工場関係者は、稼働中の工場は電気が付いており、付いていない所は生産停止だと紹介した。広州日報の記者は「新塘の
街に並ぶ多くの縫製工場は、大部分は電気が付いていない」と記した。