ソウル市の救急車には応急装備が無い 【アジア経済 東亜エコノミー】
http://economy.donga.com/total/3/01/20110524/37484313/1 ソウル市が重症患者用救急車を購入する際、車両内部に搭載する救急装備が漏れていたことが摘発された。
一歩遅れて救急装備が無いことに気がついたソウル市は、すでに用途廃棄された救急装備を新しい救急車に装着
して使用していることが明らかになった。
監査院が24日公開した、警備・救難装備などの購買および維持管理実態に対する特定監査結果によれば、ソウル
市は2008年11月24日、調達庁を通じて救急車23台を購入するにあたり、購買要請書に'3段折り畳み式ベッド'以外に
救急装備に対する事項を明白に記載しなかった。
ソウル市は、調達庁が入札を通じて20億7000万ウォンをかけて救急車23台を購入した後、応急装備が脱落している
ことに気づき、救急車納品業者に対して数回にわたって、救急装備を無償で納品するように要求した。納品業者が
これを断ったことから、ソウル市は新しく購入した救急車に、既存の老朽化した救急装備を装着して、間に合わせで
使っていたことも監査院によって摘発された。
このように新たに購入した救急車が本来の役割をできないことで、昨年一年間で4億ウォンの予算浪費が発生し、
今年も救急装備購買予算を確保できず、8億ウォンの予算浪費が予想されると監査院は指摘した。監査院は救急車
購買担当職員2人に対して懲戒を要求する一方、重症患者用救急車に搭載するため、新たな救急装備を早く購入
することを促した。
今回の監査では、離島や山間地域の救急患者輸送のための重症患者用救急車も、どんぶり勘定式で運営されて
いた点も摘発された。蔚山市(ウルサンシ)の場合、昨年1月から同年9月30日まで、重症患者用救急車3台が、のべ
4574件出動したが、これには救急車に搭載された遠隔画像伝送装備を通じて応急処置を受けた実績がない。昨年
1〜9月、16の市と道では重症患者用救急車110台を運用し、15万6442回出動したが、このうち救急車に搭載された
遠隔画像伝送装備を通じて応急診療を受けたのは1175件(0.69%)に過ぎなかった。さらに病院医師の専門応急処置は
594件(0.4%)であった。
この他にも消防ヘリコプターがない地域で急病患者が発生した場合、市・道間の支援要請手続きが複雑で、ヘリ
コプターが応急現場に到着するのに1時間以上かかる比率が80%に達するという点も、今回の監査で指摘された。
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ミ( ゚w゚)彡 <え?ギャグ?