ちょっと、気になる事があるので、書いてみまする。
「関東大震災の復興院の時ですら、政府批判して足を引っ張った奴がいるんだ」
「この国難の時に政府批判なんかしている場合じゃない」
「関東大震災から立ち直らせた後藤新平を見習うべきだ」
テレビを見ていると、大体にして、こういう意見が多いんですね。
でも、それって、冷静に考えたら、
「政府批判を許していた関東大震災当時の政府は、東京を復興させる事が出来ました」
↑何も間違ってないですよね?
逆に、国難だからって理由で、政府批判を取り締まりまくった事が、日本の歴史上、一度あるんです。
第二次世界大戦中です。
実際問題、政府批判をガンガン取り締まりました。
で、実際に政府批判を取り締まったら、日本は戦争に勝てたのか?
負けました。
ボロ負けです。
日本中が焦土にされるまでのボロ負けです。
で、今からの日本はどっちに行きたいのかって事になるんじゃないと思うんです。
早い話、現状の日本だと夏に向けて電力が明らかに足りない。
とにかく節電しよう、とか消費を抑えるような自粛ムード。
やがて、電気が足りないのは何かアイデアや工夫が足りないのではないか?クリーンエネルギーで・・・
もう、これを思い出して仕方ないんですよ。
「足りぬ、足りぬは、工夫が足りぬ」
このまま行くと、その次の段階は、これじゃないかと思ってるんですよ。
「欲しがりません。勝つまでは」
これが、「戦前の日本への回帰」じゃないと云うなら、他になんて言えば良いのか、逆に聞きたくて仕方ない
とか、思っています。