【想定外の菅直人】菅民主党研究第552弾【規格外の鳩山由紀夫】
統一地方選挙の後半戦が終ったら書こうと思うんですけど、ちょっと今、某陣営に居るんですが、面白い話が聞けたので
書いてみる。
その人から見ると、今の民主党って旧ユーゴスラビアに見えるらしいんです。
若い方も多いから、旧ユーゴスラビアってどんな国だったかをご説明しますと
「一つの国家、二つの文字、三つの宗教、四つの言語、五つの民族、六つの共和国、七つの国境」
そういう国でした。
とにかくバラバラ。
こんな国が本来、纏まる訳が無い。
そんな国が纏まっていられた理由は、ただ一つ。
それを纏め上げるチトーという政治家が居たからであって、尚且つ、どの民族であろうとも、どの共和国であろうとも、
どの宗教を信じていようとも、チトーの為なら尽くそうという共通認識があった。
翻って民主党を見ると、チトーが居ない。
小沢でも仙谷でも前原でも岡田でも、少なからず支持者が居る。でも、菅直人のために尽くそうという者が全くいない。
まぁ、そういう話をして、「チトー無き旧ユーゴスラビア」の話をしながら、滅びるしかないかねー的な話をしながら、
言ってみたわけです。
「なら、やっぱり、あれかね?小沢さんが総理になれば、何とかなります?」
そこで意外な事を言いましたね。
「それが一番駄目だ」
意味が分からなかったんですよ。だって、少なくとも「小沢支持層」と云うのは確固として居ます。
だから、その理屈なら小沢総理ならいけるだろうと思ったんですけど、こう続けましたね。
「小沢の支持者、揃いも揃って、「小沢先生なら、この難局を何とかしてくれるに違いない」って言ってるんだ」
「小沢先生の為なら、自分はこれをします。と、言ってる者を私は見た事がない」
また、小沢議員、自分の事を快く思わない者でも受け入れるだけの度量が無いので決してチトーにはなれないだろうと。
で、旧ユーゴって常に東と西の陣営に睨まれながら、極限状態で国を運営してたんですね。
極限状態なら、普通はどれだけ違いがあっても纏まるはずなのに、ここまでの国難でも纏まらない事を嘆いてました。