米商務部、三星とLGの冷蔵庫反ダンピング調査開始 【朝鮮日報 biz.chosun.com】
http://biz.chosun.com/site/data/html_dir/2011/04/21/2011042100416.html 米国商務部は、韓国とメキシコで生産されている三星電子とLG電子の冷蔵庫に対して反ダンピング調査を始めた。
20日(以下現地時間)ブルームバーグ通信によれば、米商務部は世界最大家電企業ワールプールの要請により、
冷凍室が下にある輸入冷蔵庫に対する反ダンピング調査を始めた。また、韓国産冷蔵庫に対する相殺関税調査も
始めた。相殺関税とは、輸出国が不当に政府補助金などを与えて輸出商品の価格を低くした場合、政府補助金と
同等の関税を賦課することだ。
先月30日ワールプールは商務部に、三星電子とLG電子に反ダンピング関税を賦課することを要求した。当時ワー
ルプールは、三星とLGが米国市場で冷蔵庫を原価以下の価格で販売、米貿易法に違反していると主張した。ワー
ルプールはまた、二社が韓国で低金利の金融支援と労働者訓練基金を支援される形で、政府補助金の恩恵を受けて
いると主張した。
知経部"三星・LG冷蔵庫反ダンピング提訴にTF構成" 【朝鮮日報 biz.chosun.com】
http://biz.chosun.com/site/data/html_dir/2011/04/21/2011042101385.html 米国ワールプール社が、三星とLGの下段冷凍庫(Bottom-Mount)型冷蔵庫に対して、米国商務部に提訴したこと
と関連して、知識経済部は21日、関係部署と関連機関が参加するTFを作って対策案を議論することにした。
ワールプール社は先月30日、韓国製とメキシコ製の三星とLGの冷蔵庫に対して、反ダンピング関税と相殺関税
賦課を米国商務部に提訴した。米国商務部は20日から調査を開始する。我が国の家電分野輸出品に対する米国の
提訴は、1986年カラーTVブラウン管以来初めてで、家電製品に反ダンピングと相殺関税を同時に提訴したのは、
史上初だ。
知経部は今回の調査で、わが政府が計上可能な補助金を支給したと判明すれば、他の産業分野にも提訴が広がる
と見て、TFを作って体系的に対応することにした。TFには知識経済部、企画財政部、金融委員会など政府部署と、
三星電子、LG電子、大宇エレクトロニクスなど企業関係者、産業銀行、企業銀行、輸出入銀行、貿易保険公社など
金融機関が参加する。
提訴後45日以内に国際貿易委員会(ITC)は産業被害予備判定を下して、最終判定は10月22日下される予定だ。