【wktk】韓国経済ワクテカスレ 334won【目指せB級グルメ王in Asia】

このエントリーをはてなブックマークに追加
404蟹 ◆M6A1eiUUqQ
根産業が生きてこそ、先端産業が生きる<上>中小企業現場 【東亜日報】
http://news.donga.com/Economy_List/3/01/20110418/36515667/1
人材ない…支援ない…新技術開発は遠い話

http://news.donga.com/IMAGE/2011/04/18/36516980.1.jpg
軽くて薄い携帯電話から巨大なコンテナ船まで、根産業が関連しない産業分野はない。
しかし国内大部分の根産業関連企業は、まだ零細性のドロ沼から抜け出してこれずにいる。
14日仁川のあるメッキ関連中小企業の作業場で、自動車部品を製作しているようす。

 私たちの周囲でよく見かけるプラスチック ペット(PET)ボトル。このペットボトル生産機械を作るのに難しい技術が
必要だと思われないが、国内の飲料メーカーはペットボトル生産機械を輸入している。ドイツ製が90%、日本製が
10%程度だ。国内技術でも機械を作ることができるというのに、なぜ輸入するのだろうか。
 パク・キュンミョン韓国生産技術研究院根産業推進団長は、“国内技術では5秒に36個のペットボトルを生産するが、
外国製は136個まで可能で、原料の量とデザインなどを自由に調節することができる”として、“基礎固有技術はある
のに、これを一段階さらに発展させて付加価値を創り出す、いわゆる‘決定的2%’が不足しているため”と説明した。
この2%の差は、根産業である塑性加工、金型などの技術が不足しているためだ。

 アップルの‘アイフォン3G’が初めて発売された時、消費者が熱狂し競争会社が驚いた部分は、流麗なデザインを
後押しするなめらかな曲線本体であった。キム・セジョン中小企業研究院選任研究委員は、“なめらかなアイフォン
の裏面は、高度化された表面処理と金型技術があったため”として、“いくら立派なデザインがあっても、実際にこれを
製作できる表面処理と金型技術がないならば無用の物だ”と説明した。

 このように根産業は、基礎的な消費財から高い技術力と高付加価値を備える電子製品に至るまで必須の産業だ。
しかし他のすべての産業が先端化しても、‘汚くて、大変で、危険だ’という理由で‘3D産業’と呼ばれている根産業の
環境はそのままだ。中小企業中央会関係者は、“兵役特例、有望企業資金支援、産業団地造成など政府の中小
企業支援政策は、情報技術(IT)と生命工学技術(BT)分野に集中していて、根産業は他の中小企業よりさらに厳しい
状況にある”と話した。

(1/3) つづきます
405蟹 ◆M6A1eiUUqQ :2011/04/19(火) 08:56:30.61 ID:MiNFcCYk
>>404 つづきです

○‘考えることさえできないこと’技術開発
 “子供に借金を相続させたくないからするんです。未来が明らかだが…。今働いている社員を失業者にすることが
できないのでしているのです。”

 仁川(インチョン)南洞区(ナムドング)南東工業団地にある日進メッキ団地。アパート型工場のここに入居している
大韓金属シン・ギュシク代表の声が高まった。1984年にソウル清渓川(チョンゲチョン)の片隅で会社を創業した彼は、
会社を年売り上げ50億ウォン規模の企業にまで育てた。

 しかし彼は会社を子供に譲るつもりがない。彼の話のままに“今記者が使っているメガネも、手に取るボールペンも、
財布にある携帯電話も、表面処理なしでは製品を売ることはできない”重要な産業だが、政府の支援は一度もなくて、
企業を囲む環境はより一層悪化しているためだ。

 まず収益性の問題。根産業は製造業の核心だが、生まれつき納品業者という限界を持っている。したがって‘製造
原価節減’という美名の下、正当な価格をつけられずにいる。大韓金属も昨年夏から毎月赤字だ。生き残りに必死な
ため、技術開発は遠い話だ。シン代表は“表面処理した製品の厚さを測定する測定機や、金属顕微鏡などは高付加
価値製品を生産するのに必須の設備だ”として、“問題はこの設備が一台数千万ウォンもするので、購入するのが
難しい”と話した。大韓金属と隣り合ったC金属関係者は、“メッキも技術力さえあれば、スマートフォン部品など高価な
製品を生産できるが、年売り上げ数億ウォン水準で利益は殆どないために、技術開発に投資する余力がない”と話した。

 したがって表面処理を薄くして、部品の厚さを減らすスリム化技術、特殊薬品で薄く表面処理をして導電性を高める
導電性向上技術など、‘高級技術’は思いもよらなくなっている。技術開発がないために、値段が安い製品だけを生産
して、生産量が増えても収益性は元のままという悪循環になっているわけだ。

○若い社員探しが難い根産業
http://news.donga.com/IMAGE/2011/04/18/36516987.1.edit.jpg
 これは人材不足および高齢化に直結している。給料が安く勤務環境が劣悪なために新規に投入される人材がない。
したがって大部分の社員が40代以上である現実は、根産業の慢性的な問題点だ。

(2/3) つづきます
406蟹 ◆M6A1eiUUqQ :2011/04/19(火) 08:57:18.05 ID:MiNFcCYk
>>404,405 つづきです

社員を失業者にさせないために稼動▼メッキ工場社長の怒りとため息
 実際に日進メッキ団地に入居している企業では、社員が手で製品を移動させ、メッキ液に漬けた後、送風して乾燥
させる作業をしていた。現場はメッキ液から流れる煙でいっぱいだった。もちろんこの工程の代わりをする自動化
設備もあるが、高価なために団地に入居している30社のうち自動化設備を持つのはまだ5社しかない。中小企業中央
会関係者は、“1980〜90年代の工場環境が今もそのままであるところが大部分なため、外国人労働者すらメッキ
業者なら行かないと手で遮る”と話した。

 忠清(チュンチョン)圏で工場を経営している、溶接および塑性加工分野のK企業は、社員15人のうち10人が40代
以上だ。会社関係者は“根産業分野で20〜30代の若い男が仕事をしているなら、その社員は百中百が工場主の
息子だ”として、“一生をこの分野で仕事をしてきた社員だけが、ただ止むを得なく残っている状況”と話した。月給が
高ければ新規人材がくるでしょうが、かろうじて赤字を免れている状況で、月給は何年間も足踏みしている。

 キム選任研究委員は、“原子力発電所の建設時に、溶接厚さを0.5mm減らしすだけで、原発寿命が20年近く増える
ほど根産業は重要な分野だ”として、“政府が基礎的で、お金にならないとして根産業を冷遇して、IT,BT分野にだけ
支援を集中した副作用が、今は本当に極限に達している”と指摘した。

◆根産業6大分野
鋳造:金属を溶かして形に注ぎ、一定の形態を持った素材および部品を作る工程.
溶接:金属材料に熱と圧力を加えて接合する工程.
金型:精密部品の大量生産のために特定形を設計および加工する工程.
塑性加工:金属に力を加えれば変形される性質を利用して加工する方法.
熱処理:金属に加熱と冷却を繰り返してより一層丈夫で均質するようにする工程.
表面処理(メッキ):物理的・化学的・電気的処理で腐食防止、表面硬貨などの機能を追加して素材および部品を
仕上げる工程.  

(3/3) 以上です