おはようございます
農協内部者からの故意によるサイバーテロの可能性 【東亜日報】
http://news.donga.com/Economy/3/01/20110415/36432689/1 検察“ネットワーク接続記録を反復的に削除している”
外部ハッキングと違い…農協“被害顧客へ適切な補償”
農協中央会で発生した史上最悪の金融電算事故は、単純障害ではなく内部者による故意的なサイバーテロで
ある可能性があると見て、検察が本格捜査に着手した。
ソウル中央地検先端犯罪捜査2部(キム・ヨンデ部長)は14日、何者かが農協コンピュータ・ネットワークに侵入
してデータを削除しつつ、接続記録を繰り返し削除していた情況を把握し、データ削除に利用された協力業者社員の
ノートPCが発見された農協電算センターへ、捜査官を送って現場調査を行った。
検察はノートブック管理者の韓国IBM社員は、自身は今回の事態と関係がないと主張していて、同じオフィスにいる
他の4人のサーバー管理勤務者が、このノートPCを使った可能性を調査している。
検察が協力業者社員や農協内部者の犯行の可能性を念頭に置いているのは、接続記録が反復して削除された
形跡が発見されたためだ。外部ハッカーならばサーバー破壊が終わってから接続記録を消したり、最初からログ
記録を残す場合が多い。検察は何者かが顧客の個人情報を取り出そうとアクセスして、システム ファイルを削除
したか、または農協コンピュータ・ネットワーク破壊を目標にアクセスしたのかどうかについても確認している。万一
コンピュータ・ネットワーク破壊自体を狙ったのならば、今回の事態は史上初のサイバーテロだと見ることができる。
しかし捜査チームは、問題のノートPCが外部インターネットと24時間常時接続されていた点から、外部の専門ハッ
カーがこのノートブックを経由して、銀行サーバーにアクセスした可能性も排除していない。
一方農協は、ネットワークが麻痺して三日たった14日も完全復旧ができておらず、3000万人に達する顧客の被害が
増えている。チェウォンビン農協中央会長は14日午後、システム障害による金融取り引き中断事態に対して顧客に
謝罪し、今回の事態でこうむった経済的被害に対して、適切な手続きにより補償すると約束した。