国民的簡易食から健康食に‘ラーメンの変身’ 【東亜日報】
http://news.donga.com/Economy_List/3/01/20110410/36309225/1 http://news.donga.com/IMAGE/2011/04/10/36309891.1.jpg 25周年辛ラーメン新製品‘ブラック’、牛骨スープと栄養比率を調整
農心は各種栄養素をバランスよく組み合わせた‘辛ラーメンBLACK’(写真)を発表した。農心は“今年の辛ラーメン
誕生25周年をむかえて、ぴりぴりする味を維持しながらも栄養成分を強化した、辛ラーメンBLACKを開発した”と、
10日明らかにした。過去は食事の代わりとして‘庶民食’の代名詞になったラーメンが、いつのまにか栄養食に進化
したのだ。
辛ラーメンBLACKの牛骨スープは、牛骨を高温で煮込んだ後、液を抽出して作った。具材スープにはニンニクや
ハクサイ、シイタケなどが入っている。辛ラーメンBLACKは炭水化物と脂肪、蛋白質のバランスをそれぞれ62%、28%、
10%の割合で合わせた。パク・スヒョン農心R&BD総括専務は、“日本の日清食品中央研究所が2006年に開かれた
世界ラーメン総会で、理想的な栄養比率は炭水化物・脂肪・蛋白質が60%・27%・13%と明らかにしていて、辛ラーメン
BLACKはこれを実現したもの”と説明した。
韓国にラーメンが登場したのは1963年、三養(サムヤン)食品が‘三養ラーメン’を最初に生産してからだ。空腹時に
ラーメンは、庶民の飢えた腹を満たしてくれた食べ物だった。当時日本のラーメンの重さが80gだったのに比べて、
韓国ラーメンが120gもあったのもこのためだった。政府の粉食奨励政策ともあいまって、ラーメン市場は急速に成長
した。1969年には三養食品がベトナムにラーメンを輸出し始めた。以後各企業は米国、中国をはじめとして、東南
アジアとヨーロッパ各国にラーメンを輸出している。
1977年に600億ウォン規模だった国内ラーメン市場は、1987年3300億ウォン規模に増えたのに続き、昨年は1兆
9000億ウォンに達した。昨年国内で販売されたラーメンは33億個に達する。ブランドだけでも200をこえて、見慣れ
ない名前も多い。今年は規模が2兆ウォンを越える記念碑的な年になるとラーメン業界は期待している。
ラーメン市場は先頭走者の三養食品が屈指の1位だったが、‘タヌキ’‘安城(アンソン)湯麺’などを販売した農心が
1985年に1位に上がり、27年間‘王座’を守っている。1986年に登場した辛ラーメンは、農心の確固たる1位にのに寄与
した。辛ラーメンは昨年3700億ウォン販売を達成するなど、単一ラーメンブランドでは独占的な1位を占めている。
1990年以後、ラーメンは材料が一層豊かになり健康を考慮した製品が出てき始めた。‘サリコム湯麺’‘菜食主義麺’
‘農心ジャガイモ麺’(以上農心)をはじめとして、‘ノンフライ麺’‘健康のための長寿麺’(以上三養食品)、‘百世カレー麺’
(起き上り小法師)が代表的だ。