"天日塩ないですか"…消費者・業界物量確保戦争 【聯合ニュース 朝鮮日報】
http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2011/04/10/2011041000067.html?news_Head3 “5年は基本で10年分まで注文しています。”
日本での原子力発電所事故にともなう放射能恐怖で、天日塩買い占めが度を越している。
一年に天日塩1〜2袋(20s)を使っていた消費者が、10〜20袋まで注文したことで、主生産地の新安(シナン)
地域の塩倉庫では空間が目立ちつつある。1〜3年作り続けていた天日塩はすっかりなくなり、先月28日に生産を
始めた初物の塩も売れているほどだ。
日本の原子力発電所から流出した放射性物質が、我が国の海域まで流れ込んでくれば塩も汚染されるという
心配と、放射能汚染を防ぐヨードが天日塩にたくさん含まれているといううわさが重なって、塩物量争奪戦が広がっ
ている。
10日新安郡と太平塩など塩流通業界によれば、全国天日塩生産量の62%を占める新安天日塩が、オフシーズンの
最近も在庫がなくて売れないほど需要が大きく膨らんだ。単一面積では全国最大規模の新安太平塩田天日塩を
加工販売する太平塩は、日本の原発事故以後2週間で30kg袋の塩が品切れになった。現在残っている天日塩は、
大企業との契約物量が全部だ。
太平塩は、電話4台が一日中火事が起こるほど注文が押し寄せているが、在庫がないために注文を受けつけられ
ない期間が半月程度になったという。20〜30kg以上の大袋天日塩注文販売は、いつ再開できるかも決まらずにいる。
太平塩パク・ヒチャン(33)代理は、“原子力発電所事故で海水汚染が長く続くことを心配した消費者の、天日塩
注文量が想像を超越するほどだ。5年は基本で10年分の塩を注文する例も多い”と話した。
新安郡天日塩産業でも天日塩注文電話が鳴り響いている。郡関係者は“生産者から直接買わせてくれという
電話が一日中かかってきて、業務を処理できない状況だ”として、“生産者に電話しても天日塩がないという言葉だけ
帰ってくるだけで、値段も50%以上大きく上がった”と話した。
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