ブラジル政府、高速鉄道入札再延期検討 【アジア経済 東亜エコノミー】
http://economy.donga.com/total/3/01/20110326/35900272/1 ブラジル政府が、高速鉄道建設事業の入札日程を延期する案を検討していることが分かった。まだ確定しては
いないが、来月から今年の下半期に移る可能性が大きい。
25日(現地時間)日刊エスタードデサンパウロなどブラジルマスコミによれば、ミリアムベシオール企画相は"入札を
予定通りに施行するというのが基本方針だが、遅らせてほしいという要請が多いのは事実"として、"現在議論中"と
話した。
スペイン鉄道車両製作業者のタルゴ(Talgo)は最近、入札参加意思を明らかにしながら、ブラジル建設会社などと
コンソーシアム構成協議に必要だとして、入札日程延期を要求したと伝えられた。
入札日程延期主張は業者だけでな、くブラジル連邦政府内でも提起されていると伝えられた。一部部署は高速道路
建設のための入札が行われなければ、高速鉄道事業も妥当性を持つことができないと主張している。
ブラジル政府は当初、昨年11月から高速鉄道入札日程を始めようとしたが、韓国以外の国家のコンソーシアムが
参加をあきらたことから、すぐに日程を今年に延ばしている。
リオデジャネイロ〜サンパウロ〜カンピナスを結ぶ、511kmの区間に建設される高速鉄道の事業費は、330億レアル
(約22兆1730億ウォン)に達する。この高速鉄道は2016年のリオ夏季オリンピック開催前の完工を目標にしているが、
入札日程が延期されることで、完工時期も遅れるものと見られる。
ブラジル高速鉄道事業受注競争にはこれまで、韓国をはじめとして中国、日本、フランス、ドイツ、スペインなどが
関心を示している。