>>530 >専門家の見解はこれだがw
佐藤和男は、国際法の専門家だが戦時国際法の専門家ということは聞いたことがないな。
田中正明も専門家ではあったが、資料捏造をして論外の人物となったことは印象に強いだろう。
以下の記述は、mixiでの議論であり「かず色」という人物が書いた文章だが、佐藤氏の学術態度を示す素材となるだろう。
---- 以下、引用 ----
○具体的論証
佐藤論文のオッペンハイム国際法論解釈には明らかな論理的矛盾があります
。佐藤論文の次の記述が、そのことを端的に表しております。
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ちなみに、オッペンハイムの前記著作第三版(1921年)は、「敵兵を捕
獲した軍隊の安全が、捕虜の継続的存在により、死活的な重大危険にさらされ
る場合には、捕虜の助命を拒否できるとの規則がある」と主張している。同書
第四版以降の改訂者は、同規則の存続は「信じられない」との意見を表明して
いる。
学会の通説は、右のような場合には、捕虜は武装解除された後解放されるべ
きであるというものである。<以下、省略>
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第四版(1926年)以降で、「敵兵を捕獲した軍隊の安全が、捕虜の継続
的存在により、死活的な重大危険にさらされる場合には、捕虜の助命を拒否で
きるとの規則がある」が概ね否定されていることを、佐藤氏は充分認識し、一
方で南京事件に第三版上記法理論を適用するのは明らかに論理的矛盾がありま
す。
この論理的矛盾を解決する為に、当時の南京攻略戦の特殊状況(軍事的必要
性)を意図的に強調して不法処断を肯定しております。しかしながら、佐藤氏
の事実認識には問題点あります。佐藤氏の現状認識は、佐藤論文引用元の原剛
からも間接的に批判されております。所謂南京事件否定論者は、この辺りのこ
とを理解出来ずに佐藤論文を引用していると考えます。
---- 引用終わり ----