昨年カードローン貸し出し急増、6兆9000億ウォン増加 【聯合ニュース 東亜日報】
http://news.donga.com/Economy/New/3/01/20110209/34683621/1 金融委"市場秩序乱すカード会社には強力措置"
昨年信用カード会社のカードローン貸し出し残額が急増していたことが分かった。金融委員会は昨年、カード
会社のカードローン貸し出し残額が24兆9千億ウォンで、前年(18兆ウォン)に比べて38.3%(6兆9千億ウォン)も
増加したと9日明らかにした。
カードローン貸し出しが急増しているのは、カード会社が中小加盟店の手数料率引き下げなど、信販部門の
収益率が減っていることから、現金貸し出しに視線を転じているためと解説される。カードローンが急増している
のに比べ、カード会社側としては規制が厳格な、現金サービス貸し出し規模は昨年81兆3千億ウォンで、前年に
比べ0.2%(1千億ウォン)減少したと集計された。カードローンを中心にカード貸し出しの利用規模が大きくなり、
低信用層(7〜10等級)に対するカード貸し出し比率も増加したので、カード貸し出し不健全化の余地も増えたと
いうのが金融委の分析だ。
これに伴い金融委は、カード会社に対する先制的な政策対応に出ることにした。金融委は1分期中に、カード
貸し出しの引当金最小積み立て率を上方修正して、カード貸し出し営業およびリスク管理に対する模範規準を
用意することにした。模範規準には、カードローン取り扱い最初の月にいわゆる'おとり(えさ)金利'を提供する誇大
広告を制限して、カードローン新規利用顧客に、抽選を通じて景品と元利金割引などを提供する行為を禁止する
内容が入れられる予定だ。
また、金融委はカード会社のカード貸し出しリスク管理実態も常時点検する方針だ。さらにクレジットカード会員
不法募集行為に対する制裁も強化する方針だ。1分期内に、クレジットカード募集人が守らなければならない諸般
事港を総合的に明示した、'クレジットカード募集行為準則'を用意して、会員不法募集行為に対する制裁も強化する
ことにした。特に金融監督院の募集実態現場点検周期をメバンギ(年1回?)から毎分期へ短縮する一方、与信金融
協会の合同機動点検班の人員も拡充することにした。金融委はまた、今年上半期に施行令改正を通じて、カード
会社が会員に過度な付加サービスを提供しないように商品設計時の収益性点検を強化する計画だ。
ゴ・スンボム金融サービス局長は、"先制的対応を通じてカード業界が、2003年のカード大乱の前てつを踏まない
ようにはっきりと指導する"としながら、"市場秩序を乱す場合、強力措置する計画"と話した。
一方昨年9月末現在、休眠カードを除いたクレジットカードは8千410万枚で前年比10.1%(773万枚)増加し、募集人
数は5万人で、前年(3万5千人)より1万5千人増えたことが分かった。