【三星巨大パワー】三星の産業比率は 【東亜日報】
http://news.donga.com/Economy_List/3/01/20110206/34600138/1 http://news.donga.com/IMAGE/2011/02/06/34600133.1.jpg 企業数は0.32%、売上額は9.8%
“21世紀は卓越した1人の天才が1000人、1万人を食べさせる時代だ。” 2002年6月5日、イ・ゴンヒ三星グループ
会長(現三星電子会長)が系列会社社長に話題として語った、いわゆる‘天才経営論’だ。イ会長は各社長自らが
直接、海外から修士・博士級人材を確保することを求めた。そして8年半が過ぎた。
先月28日、三星電子は昨年の年間売上154兆6300億ウォン、営業利益17兆3000億ウォンの実績をおさめたと
発表した。売上基準としてHPを抜き、世界最大の情報技術(IT)企業になったのだ。三星の成功秘訣として、オー
ナーのはやい意志決定、効率的な系列会社構造などが挙げられる。 人材経営もまた、三星の成功から取り除く
ことは出来ない。
東亜日報は、資産総額100億ウォン以上の1万7422外部監査対象企業のうち、55ある三星系列会社が占める
割合を分析した。その結果、三星が韓国経済に及ぼす影響力と、三星出身役員らの‘実力’がそっくりあらわれた。
三星は企業数としては、外部監査対象企業全体の0.32%に過ぎなかった。しかし、2009年末基準実績で見ると、
三星系列会社の売り上げ合計(220兆667億ウォン)は、全企業売り上げ(2249兆9048億ウォン)の9.8%を占めた。
三星の平均的な系列会社1社で、国内の平均的な企業30社に相当するお金を稼いだわけだ。
同じ時期に三星の資産総計は全企業の8.2%、営業利益は13.0%、純利益は22.3%をそれぞれ占めた。純利益だけ
見ると、三星系列会社1社で国内の平均的な企業70社の能力を発揮したわけだ。
このように三星系列会社の実績が優れる理由は、断然三星電子の貢献が大きい。2009年三星電子一社での
売り上げ(138兆9936億ウォン)と純利益(10兆2299億ウォン)は、国内全企業売り上げの6.1%、純利益の12.4%を
占めた。三星電子をはじめとする三星SDI、三星電気など三星のIT系列会社出身役員は、国内IT業種に従事する
全企業役員7200人のうち1472人に達し、20.4%を占める。
三星電子を除いて比較しても、三星系列会社の平均実績は全企業平均の10倍を越える。三星生命や三星火災
などに代表される金融系列会社と、三星物産、第一毛織、ホテル新羅など建設・製造・流通・サービス業種を網羅
する多様な系列会社のおかげだった。