基準金利、新年はじめ‘びっくり’引き上げある? 【聯合ニュース 東亜日報】
http://news.donga.com/Economy/New/3/01/20110109/33804205/1 13日に予定されている、韓国銀行金融通貨委員会の1月基準金利決定に関心が集中している。
最近の物価騰勢が尋常でないことから、金融通委はインフレーション期待心理が潜在的にあると見て、現在年2.50%で
ある基準金利を、電撃的に引き上げるのではないかという展望が相次いでいるためだ。
金融通委は6日に発表した'2011年通貨信用政策運営方向'で、今年"基準金利は私たちの経済の堅調な成長を維持させ
ながらも、物価安定基調を確実にすることに重点を置く"と明らかにした。金融通委の内部でも、基準金利を早く正常化しな
ければならないという意見がやや優勢だと伝えられる中で、この日の金融通委の発表は、今後は経済成長より物価安定に
注力するという意味に解釈されるだけのことはあった。
昨年下半期に基準金利を二度上げたが、市場金利は相変らず低い水準の上に、住宅担保貸し出し増加傾向などで資産
価格の'バブル'に対する憂慮まで起きていて、予想より一足早い基準金利引き上げによって強い警告を出すという観測も
ある。
このような雰囲気を反映して市場の一部では、金融通委が年初から通貨政策の手綱をきつくつかむだろうという展望が
出てきた。ミレアセット証券パク・ヒチャン研究員は、"年初経済政策が物価管理に重きを置く状況にある"としながら、"1分
期の物価上昇率が韓銀の目標範囲上限の4%に近接して、資産価格上昇にも後押しされていて、基準金利引き上げの
可能性を排除することはできない"と話した。
基準金利を凍結すれば、金融通委が政府の経済成長目標を後押しするために、物価不安を放置することになるのでは
ないかという批判が、より一層強まることになるという点も負担だ。しかし金融通委が今回は基準金利に手をつけず、近い
将来引き上げることになるという'シグナル'を送ることに終わるという見解がさらに多い。
金融通委は通貨信用政策運営方向資料で物価安定に傍点をつけながらも、国内外の金融・経済状況の変化などを総合
的に考慮するという但し書を付けた。米国など主要国の景気がまだ不確かで、ヨーロッパ財政危機も不安要素という認識の
ためだ。
(1/2) つづきます
>>491 つづきです
これまで正月を控えた1月は、資金需要などを勘案して基準金利を引き上げないのが慣例のように見なされているうえに、
昨年11月に0.25%ポイント引き上げているだけに、1、2ヶ月も見守るだけで上げないのではないかという推論もある。大信
証券キム・ユンギ経済調査室長は、"公共料金現実化、国際原材料価格上昇などで基準金利を上げる理由はできたが、
景気回復動向が鈍化する中で対内外経済状況の不確実性も相変わらずで、、来月には引き上げが可能になるだろう"と
予想した。
IBK投資証券オ・チャンソプ研究員は"金融通委が昨年11月に基準金利を上げたので、追加引き上げまでは2〜3ヶ月の
時間的余裕を置くだろう"として、"物価上昇圧力が高いが対外不確実性を考慮して、引き上げ基調を緩やかに進行する
だろう"と話した。
金融通委会議が開かれる日に、政府の物価安定総合対策が発表される点も変数という指摘だ。政府の物価憂慮は
ちょっと見れば物価安定のために、基準金利引き上げを支持するようだが、金利引き上げに否定的な政府内の雰囲気を
考慮すれば、個別品目の上昇を抑制する微視的対応で金利引き上げを遮断するという意志だとも、読めるということだ。
野村証券クォン・ヨンソン研究員は、"大学登録料と公共料金を凍結するなど政府が物価抑制に出たことで、金利引き
上げは遅れるだろう"として、金利を上げない代わりに韓国ウォンの価値の上昇(為替レート下落)をある程度容認して、
物価不安に対処すると分析した。
(2/2) 以上です