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'予防接種'にもかかわらず、口蹄疫拡散の兆し　【聯合ニュース　東亜経済】
http://economy.donga.com/total/3/01/20101226/33515673/1
乳牛産地京畿南部まで口蹄疫拡散、仁川西区でも感染疑い申告
　国内乳牛の40%ほどを飼育している京畿（キョンギ）南部地域の1つ、驪州（ヨジュ）でも26日口蹄疫が発生した。

　農林水産食品部は26日、"京畿驪州郡加南面（カナムミョン）アングムリの韓牛農場で口蹄疫が確認された"として、"この
農場は韓牛140匹を飼育している"と明らかにした。京畿道は全国の肉牛10%、乳牛40%、豚20%ほどを飼育していて、驪州が
属している京畿南部地域だけで道内飼育家畜の70%ほどが飼育されている。

　こうしたなか25日には、京畿驪州郡北内面（プンネミョン）にある豚農場で口蹄疫感染疑惑症状が発見されて、予防的次元
で豚を殺・埋没処分したのに続き、この日驪州に隣接した利川市（イチョンシ）大月面（テウォルミョン）チャンピョンリのある
豚農場でも疑惑症状が現れたことで、殺処分と埋没措置が相次ぐなど、京畿南部の口蹄疫も拡散の兆しを見せている。
また、この日仁川（インチョン）西区（ソグ）梧柳洞（オリュドン）の大規模豚農場でも、口蹄疫感染疑惑申告があった。

　これで今回の口蹄疫は、4市道、23市郡、57ヶ所に拡大して、1千963農家の42万4千827匹が殺処分・埋没されるなど
被害も雪だるまのように増えている。

　先立って政府は25日午前から、慶北（キョンブク）の安東（アンドン）と醴泉（イェチョン）、京畿の坡州（パジュ）、高揚、漣川
（ヨンチョン）など5地域の韓牛を対象に予防ワクチンを接種した。接種対象は▲安東1千446農家1万7千匹▲醴泉4千106
農家4万7千匹▲漣川396農家1万8千匹▲坡州723農家3万1千匹▲高揚345農家2万匹にのぼり、7千16農家の韓牛13万
3千匹余りに達する。

　しかし24日から続いた猛寒波によって、一部地域では気温が上がる昼間時間を利用して接種するなど、寒さで接種作業に
一部支障をきたすこともあった。しかし政府は口蹄疫の拡大を防ぐために、10日以内に接種を終わらせるという当初計画を
操り上げて、今後3〜4日内に接種を完了する方針だ。

　接種作業を総括している国立獣医科学検疫院主次席疾病管理部長は、"口蹄疫拡散を防ぐために1次接種期間を当初
の10日以内から3〜4日以内に短縮する計画"と話した。接種後に精密検査を経て口蹄疫に感染していないことが確認
されれば、屠殺場への出荷および取り引きが可能で、最後の予防接種か口蹄疫発生後2週間後から、精密検査が始まる。

　政府は接種対象以外の地域に対しては、従来通り殺処分・埋没方式で対処するものの、江原および京畿南部地域への
口蹄疫拡散傾向により、追加接種可否を検討する方針だ。