さっき尖閣ビデオ落として、検証。
まず衝突から。
5の「みずき」との衝突は、間違いなく中国船が左舷に舵を切って当てに来てます。
その証左は01:00分くらいから当たるまでの映像で判ります。中国船の航跡が舷側
のラインと角度があること。これは針路が変わっている証左。次に1:13秒くらいが
よく分かるが、船体後部の波の形が船の船尾が右舷側に動いている事を表していいる。
船は、船首を中心に船尾を曲がる方向と反対に押し出す事で向きを変えます。舵の作用
を考えてもらえば判る。
そして、衝突直前で舵を戻し、おそらく反対側に切っている。1:15秒くらいの航跡
を見ると、左に大きく転舵後、右に舵を戻した跡が見えます。
つまり、この時、中国船は巡視船に突っ込むつもりではなく、接触する目的だった事
が判ります。多分既成事実作りのためでしょう。
4の衝突では、1:28秒までこの船は動いて(動力では)いません。しかし、1:29秒
には煙突に黒煙が見えます。これはエンジンの回転数を上げた事を意味します。そして
1:39秒には後部にスクリューの蹴り出し(船尾波)が現れ、動き出した事が判ります。
1:52秒くらいの航跡を見ると判りますが、中国船前方を右から左に微速で動く巡視船
に対して、この船は取舵(左舷舵)を取っています。これも明らかに意図して当てて
います。逃げるのなら、巡視船は自分から見て左に動いているのですから、右に舵を
取るのが普通です。ビデオで判りますが、この時中国船右舷には他の船は見えません。
つまり右舷に舵を取る障害は有りません。中国船の向こうに見える航跡は当てられた
巡視船自らの航跡です。
漁具について:
ビデオで確認した結果、確かに底引き網ではあります。しかし、異様に小さい。
このサイズの船で、この大きさの網では、採算が難しいのでは??
それと、袋網を上げるために、網を前甲板に移動していますが、これはひどく非効率
です。船の形から仕方がないのですが、底びきをやって採算がとれるとは思えません。
続く