<中国の長江-主柱三角柱、高物価に労働力難>
2010/11/29 16:49送稿
http://www.yonhapnews.co.kr/bulletin/2010/11/29/0200000000AKR20101129177500083.HTML (北京=聯合ニュース)イン・キョジュン特派員=中国の双子の経済エンジンの長江-主柱三角柱一帯が、低賃金と高物価により
農民工が大挙抜け出た事で、労働力難を体験していると官営チャイナデイリーが29日に報道した。
特にサービス業と製造業分野でこういう現象が激しいという。
新聞は"揚子江三角柱の核心都市である上海の場合、去年の春からサービス分野の人手不足現象が深刻化され、必要人材の
40%ほどが満たされていない状態だ"と紹介した。
上海のレストラン協会によれば、市内レストランの人手不足率は20%水準であり、中国の最大名節の来年の春節になれば都市の
農民工の帰郷により、40%に高まると予想される。 このために上海の4万店のレストランの中で、80%が働き手の不足を満たす
ためにアルバイト生を採用しているとこの新聞は伝えた。1990年代出生の農民工の場合、給与と勤務条件に敏感で離職が多い
のみならず、仕事がつらい場合、簡単に辞めるため労働力難がさらに深刻化されているという指摘もある。
しかしこういう人手不足の現状の根本的な背景は、上海のような大都市の場合、サービス分野の従業員の月給が、平均1千300
中国元(1万7千円)に過ぎない低賃金にあるとチャイナデイリーは伝えた。 沸き上がる物価によって生活費にも達し得ない月給で、
持ちこたえることより、いっそさらに少ない月給を受けても生活費が安い故郷へ行く選択をしているということだ。製造業工場が
密集した主柱三角柱の実情はこれよりさらに深刻だ。
チャイナデイリーは"広州、深セン、東莞などを含む主柱三角柱では、現在90万人ほどの製造業の人手が不足していると推算
されており、農民工の帰郷が本格化するクリスマスと春節が近づいた事で、各工場は人手不足現象が深刻化されることを憂慮し、
注文量を調節している"と紹介した。 特に衣類、履物、おもちゃ、織物、建設業などいわゆる'3D業種'の労働力難が最も憂慮の
恐れがある水準だと知らされた。東莞当局はこういう労働力難の解消のために、最低賃金を何回も引き上げ、農村戸籍出身の
農民工の都市定着基準を緩和するなどの措置を取っているが、大きい効果をみられずにいる。
こうしたために主柱三角柱の製造業工場が、内陸に移る場合も数多い。
しかしこういう現象に対して一部では、経済発展の水準が高い長江-主柱三角柱で高物価による労働力難ができない事で、
製造業の内陸への移転が促進され、長江-主柱三角柱は先端産業中心に移る経済発展方式の転換がなされるという点で、
悪く見ることだけではないという指摘を出している。