次に、新潟侵攻説がネット上に浸透した後の状況を、妄想120lでシュミレートしてみます。
@本来、「チャイナタウン建設による景観悪化・不法滞在中国人の増加による治安悪化
・地元住民との摩擦」などが反対運動の根拠であったのが、「ちうごく人が攻めてくる!」
とゆー単純なシナチク黄禍論にすり替わり、ネット上で支持を得る。
A新潟侵攻説が嫌韓論なみに拡散し、反中感情の代名詞くらいにまで浸透したあたりで
TV・新聞などの大手メディアに取り上げられる
Bメディア上で「ネット上で広まる反中感情、その理由は?」みたいなかんじで
新潟侵攻説が検証され、その浅はかな根拠を全否定される
(尖閣や沖縄ならまだしも、まともな識者なら否定するしかねーのよこんな陰謀論)
Cんでそれを見た視聴者は、「やっぱり2ちゃんねるは人種差別と
ネトウヨのスクツだよネー(*´・ω・)(・ω・`*)ネー」となる。
2ちゃんへの嫌悪はさておき、ここで問題となるんは「新潟侵攻説」が全否定されることで
領事館移転問題の反対運動の根拠が消え失せてしまい、景観悪化・治安問題などの
本来地元住民が主張していた問題を世論に訴えることができなくなっちまうことなんです。
つまり、デマの巻き添えになって本命の案件が葬りさられてしまう、と。
なるほどなあ。
確かに自分も意識の焦点が治安悪化より新潟侵攻説に移っていたわ。
地元の住人は治安悪化が焦点だよ
この種の情報工作(ミスリード)ってーは実は古典的なものでして、昔からよく使われておるんですわ。
だいぶ昔の事件ですが、一例を挙げてみますね↓
@1950年代後半、西側に亡命したソ連軍将校により、ソ連の潜入工作員訓練都市
通称「ガツィーナ」の存在が明らかとなりました。それは、ソ連国内の某所に西側各国の
町並みを模した訓練都市を作り、工作員はそこで、たとえばアメリカ向けならアメリカの
文化・風俗・話言葉を叩きこまれ、一市民として見分けがつかなくなるまで訓練をつんだ後
企業や政府機関に勤務して情報を得るスリーパーを養成している、と。
西側メディアは、「ソ連は国ぐるみでスパイを養成してるヽ(`Д´)ノ」と騒ぎ立てました。
Aそれに対し、ソ連のカウンター・インテリジェンスはソ連とつながりのあるいくつかの
西側メディアに欺瞞情報を流すことで対抗しました。情報の中身は真否さまざまでしたが
一つだけ共通した情報を紛れこませていました。
「ガツィーナの所在地は、○○市郊外の××である」と。
それを知らない他の西側メディアは「ガツィーナは○○市の××にある(`・ω・´)キリッ」
と報道しました。
Bそこでソ連の報道官が一言。
「そんなに言うんなら○○市の××に連れてってやる。自分の目で確かめな!」
つーて西側メディアの人間を連れて行きました。当然、何もありません(´・ω・`)アルェー?
C帰国したメディアはこう報道しました。
「ガツィーナの件、あれやっぱウソだわ。なんも無かった(゚听)」
こうしてソ連当局は一つのウソをリークすることで、ガツィーナの存在を完全に消し去る
ことに成功しました。めでたしめでたし( ;∀;)イイハナシダナー
・・・60年代、GRUのオレグ・ペンコフスキー大佐が機密情報を漏洩(ペンコフスキー文書事件)
するまで、潜入工作員訓練都市の名が西側で語られることはなかったそうな。