すばらしい賞だ。劉暁波氏への授賞には喝采。しかし、日本人が受賞するやいなや新聞が
連日「若者よ、もっと科学を」とか「海外に出よ」などと説教調になるのは変。それなら
なぜふだんの紙面で科学のおもしろさをもっと伝えないのか。受賞者に「日本の科学行政
は問題」とか政治的な発言ぱかりさせるのも、科学者の政治利用だ。もちろん日本の科学
や学問をとりまく環境はあまりにお粗末だから、危機感を訴えるのは重要なことだが、そ
れよりももっと大切なのは、「科学はメッチャおもろいで。自由奔放にやってみなはれ」
というメッセージなはずだ。そもそもノーベル賞に数学がないのは有名だし、哲学だって
建築学だってないぞ。根岸さんが「100分の1の確率」といっていた通り、ノーベル賞
をもらわなくても同じくらいの業績の人はごまんといる。鈴木さん夫人の「当たっちゃっ
たわねえ」という言葉が一番核心をついている。当たった人だけを突然「偉人」や「政治
家」にしたら、若者はますます逃げちゃう。すばらしく自由な精神の持ち主である一級の
科学者を、「説教じいさん」に仕立てあげてはいけない。アインシュタインのベロ出し写
真こそ学間の原点なのだから、日本のマスコミや学校の先生も、そこに帰ってみてほしい。
数十年後には受賞者は中国人、インド人、韓国人ぱかりになって、日本人はいなくなるか
もしれない。それは「日本の若者がダメ」だからなのではなく、「科学はとてつもなくお
もしろい」と伝えられない今の日本の大人がいけないのである。……うーむ、ずいぶん説
教調になってしまったな。(京都大学淮教授・韓国思想研究家)
(2010年10月15日 読売新聞)
http://up3.viploader.net/news/src/vlnews022615.jpg >>5 >朝鮮マンセーの小倉紀蔵にしては、これはまともな指摘だろ。
いや、待て。
中国、韓国が今現在、「科学はとてつもなくおもしろい」という教育してるのか?
してないのに、中国人韓国人が受賞できるのなら、日本人も受賞できるだろw