"プログラムのブーメランが戻って来る"..証券市場需給レッドアラート
マネーツディ|キム・ジンヒョン記者|入力2010.08.16 08:17 |
http://media.daum.net/economic/view.html?cateid=100014&newsid=20100816081707031&p=moneytoday [マネーツディ キム・ジンヒョン記者]
[9月の同時満期まで1兆〜2兆が売り物の可能性.."市場総額上位種目の需給に悪材料"]
プログラムのブーメランが始まった。 全世界的な景気鈍化憂慮により、株式市場が調整を受けている状況で需給
状況まで絡まる可能性が大きくなった。
15日の証券業界によればコスピ指数が年の高点を更新し、1800線に近接していく間に、需給上友好的な作用をして
きたプログラム売買が、最近純売渡になった。 差益取引は先週5月以後、最大規模の7400億ウォンの売却優位を
見せ、3週ぶりに純売渡を記録した。
問題はプログラムによる売りが、9月の先物オプション同時満期まで続く可能性が大きいという点だ。 このために
派生商品のアナリスト達は、当分期間、証券市場の需給状況が良くないという展望を出している。 多くて2兆ウォン、
少ない場合でも1兆ウォン程度のプログラムによる売り物が出てくるという分析だ。 プログラム売買の対象になる
時価総額上位種目には否定的な展望だ。
アナリストらがこのように展望する理由は、今まで差益プログラムの買収が着実に流入した状況で、ベイシスが
弱まったためだ。
差益取引は現物と先物の中で、低評価された株を買収し高く評価されたのを売り渡す取引だ。 差益取引の特徴は
一言で言えば'I'll be back'だ。 必ず戻ってくるという話だ。 利益を実現するためには、反対の売買をするためだ。
差益取引の基準は現物と先物間の価格差のベイシスだ。 通常ベイシスがプラス(先物が現物より高い評価)である時に
は先物を売り渡し、現物、すなわち株式を買収してベイシスがマイナス(Back-wardation(逆鞘))状態の時には、株式を
売り渡して先物を買収する。
ベイシスは6月の同時満期以後大部分の先物が、現物より高い評価の状態であった。 このために差益買収
(株式買収、先物売却)が活発に起きた。 だが、最近ベイシスがBack-wardationに転換された。 差益買収が清算される
環境が作られたわけだ。
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