元切上げ可視化、韓経済への影響は? 【マネートゥデイ 中央日報】
http://news.joins.com/article/379/4255379.html?ctg=11 LG研"元貨10%切上げ時、韓成長率0.3%p上昇"、ウォンの同時切上げ不可避
中国政府が元貨変動性拡大を宣言したことで、元貨切上げが近い将来可視化されると予想される。これに
伴い、元貨切上げが韓国経済にいかなる影響をもたらすのか関心が高まっている。
中国人民銀行は19日、ウェブサイトで"中国経済の回復傾向と好転程度が強力な経済安全性と共に、より
強固になった"として、"元貨為替レート体制改革と柔軟性拡大を、より進展させようと思う"と明らかにした。
◇中元貨ゆるやかな切上げ許容
人民銀行のこのような発言は、ゆるやかな元貨切上げを許容するという意味と解説される。中国は2005年
7月にドル貨幣に対するペッグ制を廃止して、複数通貨バスケットに連動する管理変動為替レート制を採択
した。しかし2008年に世界金融危機が拡大すると、ただちに外国為替市場介入等を通して、事実上1ドル6.6
〜6.8中国元水準で元貨為替レートを固定してきた。
これに対して米国、ヨーロッパなど全世界は、中国が元貨を人為的にドル貨幣に固定させて莫大な貿易
黒字を得ているとして、グローバル貿易不均衡を解消するためにも元貨為替レートを、大幅に切上げしなけ
ればならないという圧力を加えてきた。
しかし中国政府は国内経済状況に合わせて元貨切上げをするとして、これを一蹴してきた。だが、この日の
発表内容から見て、流動性拡大、資産バブル、物価上昇などから、中国政府がこれ以上切上げを先送りする
ことはできないと判断したと分析される。
しかし、元貨切上げは為替レート変動幅を徐々に拡大する方式でなされるため、小幅に終わる展望だ。対外
経済政策研究員(KIEP)やLG経済研究院などは、元貨切上げ幅が年間5%以内になると予想した。
◇元貨10%切上げ時、韓成長率0.3%p上昇
LG経済研究院は最近の報告書で肯定・否定的効果を考慮して、元貨が10%切上げされる場合、私たちの
輸出が44億ドル増加する効果が現れると分析した。
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