現代重もメキシコ湾の原油流出で訴えられるのはなぜ? 【東亜日報】
http://news.donga.com/Economy_List/3/01/20100512/28273520/1 “沈没ボーリング船建造会社にも責任”米水産物業者、集団損害賠償訴訟
現代重工業が米国、メキシコ湾で爆発事故で沈没した石油ボーリング船‘ディップウォーターホライズン’の原油
流出被害と関連した集団訴訟にあった。
ビジネスウィークは先月30日、ミシシッピ州パスクリスチャン市の水産物流通業社‘ジェリーポート シーフード’の
代表であるジェリーポート氏が、“原油流出事故で事業に莫大な経済的被害を受けることになった”として、ミシシッピ
州ガルフポート市連邦地方法院に最低500万ドルの集団訴訟を起こしたと報道した。
現代重工業が提訴されたのは、2001年にディップウォーターホライズンを建造した会社であるためだ。しかし今の
ところは訴訟が提起された段階なので、具体的な事実関係や責任可否は議論されなかった。油田を開発してきたブリ
ティッシュペトロリアム(BP)とボーリング船所有主の海洋掘削業者トランスオーシャン、ボーリング船の爆発防止装置
製造会社のキャメロン インターナショナルと、ボーリング装備などを供給したハリーバートン社も訴訟にあった。
ビジネスウィークによればポート氏は、原油流出事故にともなう被害額と利子を請求する一般的な損害賠償と共に、
懲罰的損害賠償も請求した。懲罰的損害賠償制度によれば陪審員団はボーリング船爆発および原油流出事故を悪意
的であり反社会的なことだと判断した場合、刑事的処罰の意味を加えて類似事故を防ぐという趣旨で、被告会社に大
規模な賠償額を宣告することができる。ビジネスウィークはミシシッピ州の海老漁漁師もルイジアナ州とアラバマ州に
類似の訴訟を提起したと付け加えた。
訴訟に対して現代重工業側は“構造物(ボーリング船)は私たちの会社が製作したが、ボーリング装備など主要機資材は
当時の発注元であるR&Bフアルコンが直接購入して設置したことなので、現代重工業責任論が議論される可能性はない”
と話した。現代重工業側は“構造物の設置も全部R&Bフアルコンが責任を負ってする内容で契約した”と付け加えた。以後
R&Bフアルコンがボーリング施設所有主で、今回の訴訟で被告に含まれたトランスオーシャンに引き受けられた。