韓国自動車産業、前進か後進か [1]危機のGM大宇 【朝鮮日報】
http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2010/03/24/2010032400131.html '大宇'外して'シボレー'にするというGMにより、GM大宇は下請け基地に転落する憂慮
GM本社は利益極大化にだけ関心、企業価値最大限上げて株式再上場と第三者売却計画
シボレーロイヤリティーまで請求… GM大宇と共生は外面だけ
GM大宇のマイク アカモン社長は今月10日、ソウルのあるホテルで記者と会って"GM大宇の内需車両に使っていた
大宇ブランドの代わりに、シボレー(Chevrolet)ブランドを使うという方針を固めた"と話した。また2002年のGM大宇スター
ト時から、GM大宇の内需販売を専門担当してきた大宇自動車販売とも完全決別すると宣言した。
これで1983年から続いてきた'大宇'というブランドは、GM大宇から永遠に消えることになった。GM大宇はこのような
方針は韓国内需販売を高めるための措置と説明したが、専門家はGMがGM大宇を下請け基地程度だと決めたことを
見せる証拠で、GM大宇が用途廃棄される可能性が高くなったことだと話す。
◆GM、本社企業価値極大化して証券市場再上場にだけ関心
ユジン投資証券パク・サンウォン アナリストは、"最近のGM大宇の動きはGM本社の状況という巨視的側面で見なけ
ればならない"として、"現在GMの最大の課題は、GMがはやく収益を出すことができる会社にして証券市場に再上場
することだ"と話した。それでこそ米国政府が投資した資金を回収して、GMを第三者に渡せるためというものだ。GMは
今年下半期の再上場を目標にしている。
ウォール街はGM再上場するならば時価総額は500億ドル程度と予想している。ウォール街がGMの時価総額をこのよう
に高く見る理由は、破産によって、40年間GMを苦しめた強固路線労組にともなう追加費用、借金、現金流動性などの
問題を一気に解消したので、これから持続の可能性が充分だという理由だ。
この場合米政府はGMの持分60.9%を持っているので、再上場後の株式売却時にはGMに投資した公的資金500億ドルの
うち300億ドルをまず回収できることになる。したがってGMはGM本社の価値を最大限高めるためにできる、すべてのことを、
それもはやく実行しなければならない状況だ。このためにGM大宇の場合も長期ビジョンを持って共生を考える戦略よりは、
短期的に少しでも収益を出すことができる方向に急いでいるという分析だ。
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