>>19,20 別報道です
原油流出事故後の泰安で癌患者増加、住民不安 【大田日報 東亜日報】
http://localen.donga.com/feed_view/news/3/01/20100319/26949489/1&top=1 有害物質への露出が発病の直接原因か?
2007年12月7日に史上最悪の原油流出事故で被害を受けた泰安(テアン)の一部地域で、事故以来癌患者が急増して
住民が不安に思っている。
事故当時、長期間にわたる防除作業をしながら有害物質に露出したのが癌発病の直接的な原因なのかどうかは確認
されていないが、住民たちは癌患者の大部分が高圧洗浄器を利用した防除作業に参加したとして、事故との関連性を
提起している。
18日泰安郡保健医療院と所遠面(ソウォンミョン)波涛里(パドリ)住民たちによれば、流出事故以後現在までこの村で
発生した癌患者は全15人と集計された。330世帯余り630人ほどが暮らしているこの村で、10人を越える癌患者が発生した
ことは癌発病の具体的な原因と関係なく異例なことと受け止められている。
波涛里住民は“流出事故以前は60-70代の高齢者で毎年2-3人ほどが癌にかかる程度だったが、事故以後は40-50代の
若い住民たちの間でも癌患者がたくさん出ていて、より一層深刻だ”として不安に思っている。また“癌患者大部分が当時
高圧洗浄器を使って防除作業を始めた住民たちで、防除用マスクがなくて布製の一般マスクにハンカチ一枚を重ね当てた
程度で終日作業をした”として、“高圧洗浄器で飛ばす油粒子をそのまま吸い込みながら作業をするほかはなくて、むか
つきや痛みを訴える住民が多かった”と伝えた。
これと関連して泰安郡保健医療院は19日からこの村に調査チーム派遣して、患者を相手に症状と事故当時の作業内容
などを把握する疫学調査を行うことにした。
保健医療院関係者は、“癌患者皆が事故にともなう有害物質露出が原因だと話すのは多少行き過ぎかもしれないが、
住民たちが事故後の健康に対して疑問を持つなどそれだけ心理的に萎縮しているということを見せる一断面だ”と話した。