中国、会計処理方式の変更により財政赤字幅を縮小
2010/03/16 10:20送稿
http://www.yonhapnews.co.kr/bulletin/2010/03/16/0200000000AKR20100316073000009.HTML (ソウル=聯合ニュース)シン・サモ記者=中国財政部は、政府が財政赤字を国内総生産(GDP)の3%以内に抑える
という約束を守るために、会計処理の方式を一部変更したとウォールストリート ジャーナルが16日に報道した。
ウォールストリート ジャーナルによれば、中国財政部は今年に施行される政府の支出の一部を昨年にすでに
使ったことにするという、会計処理を行うことにより2010年の財政赤字の展望値をGDPの2.8%に縮小した。
会計処理を変更した項目は、昨年に地方政府に割り当てられた資金の中で使われなかったため、今年の予算と
された2千600億中国元で、財政部はこの資金は今年に使われる予定だが、2009年の事業のために配分された
という理由により、昨年に使ったものと処理した。
万一会計処理を正常に行うとすれば、今年の中国の予想財政赤字はGDPの3.5%に達するようになるだろうと、
この新聞は3人の経済学者の検証を受けて、推算した。
中国のこのような会計処理方式変更は、財政部が今月初めの全国人民代表大会に提出した報告書で
あらわれたが、こういう会計処理の変更は、中国政府の財政傾向が報告されたよりさらに悪くなっていることを
意味するのではないとウォールストリート ジャーナルは説明した。
ギリシャと一部の国家が政府の赤字をGDPの3%以内に縮小するために会計操作をし、去る1997年にフランス、
スペイン、ポルトガルなど3ヶ国が、ユーロ加入のために政府予算を一時変更したこととは状況が違うということだ。
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