債権団、造船業構造調整推進 【聯合ニュース 東亜日報】
http://news.donga.com/Economy_List/3/01/20100301/26525251/1 不良危険集中評価…船舶ファンド支援並行
船舶受注不振で困難に見舞われている造船業種が、構造調整旋風に再び包まれる展望だ。
1日金融当局と銀行業界によれば、債権団は造船会社の昨年決算財務諸表が出てくる4月から、信用危険を評価して
回復可能なところはワークアウト(企業改善作業)に入れて資金を支援し、不健全化されたり不良兆候がある所は退出
または引き受け・合併(M&A)等を推進する計画だ。
金融当局関係者は"中小造船会社の場合船舶受注難でどの業種より困難な状況"として、"銀行側は昨年のように造船
業種に対して一括信用危険評価をするのか、個別銀行自律に任せるのか苦悩中しているが、どんな方式でも集中的な
評価対象になるだろう"と明らかにした。
債権団関係者も"造船業界で大型社はまだ良いものの、残りは受注急減と注文の取り消しなどで経営が悪化している"
として、"M&Aなど構造調整を加速しなければならない状況"と話した。債権団は昨年の場合、7つの造船会社をワーク
アウトや退出など構造調整対象に選定した。しかし昨年評価でA等級(正常)やB等級(一時的流動性不足)と判定された
造船会社までも債権団にワークアウトを申請するほど、造船業界の経営難は深刻化している。昨年国内造船会社が受注
した船舶は120隻、330万7千584 CGT(標準貨物船換算トン数)で、前年よりそれぞれ81.9%、77.7%に急減した。
特に信用度が落ちる中小造船会社は、前受金払い戻し保証(RG)保険に加入することも難しい実情だ。造船会社は船舶
受注金額の一部を前受金で受け取るが、船舶を適時に建造できなかった場合に備えて、金融会社が前受金払い戻しを
約束するのがRG保険だ。債権団関係者は"輸出保険公社の昨年RG保険取り扱い規模は、前年の3分の1水準に止まった"
として、"銀行と保険会社は造船業界の受注が減ったのも理由のひとつだが、不良リスクが大きいという理由で昨年以後
RG保険取り扱いを縮小または中断した"と話した。
金融監督院は10月から、ソウル保証保険以外の保険会社がRG保険を販売しようとする場合は、別途許可を受けるように
最近保険業監督業務施行細則を修正した。一部保険会社が無理なRG保険営業で、国際金融危機時に大きな損失を見た
ことに伴うものだ。
政府は昨年に続き今年も金融圏の船舶ファンドを通じて、資金事情が良くない造船会社の建造船舶を取得して、構造調
整を後押しする計画だ。資産管理公社は現在29隻、産業銀行は5隻の船舶買い入れを推進中だ。